【引き継ぎは】引き継ぎの極意【さみしいです】
こんにちは、フーモアの根本です。
先日弊社の井本主催でWebtoon座談会を開催させていただきました。
多くの作家さん・業界関係者の方にお越しいただき、大盛況のイベントとなりました!
改めまして、ご参加いただいた皆様と会場をお貸しくださったアカツキの皆様に感謝申し上げます。
■はじめに
さて、年度も変わり新しいメンバーのジョインなどで
引き継ぎが多く発生する時期なのではと思っています。
(自分だけでしょうか…)
そこで、部署内で最多の引き継ぎ数を誇る自分が、
「引き継ぎを受けるときに大事にしていること」を書いていこうと思います。
なにか少しでも参考になることがあれば幸いです!
■引継ぎ時に必要な姿勢
あくまで経験をもとにした推測ですが、
引き継ぎというのは忙しい前任者から受けることが多いと思います。
そのためには前任者から仕事を奪う姿勢が必要になってきます。
「いかに前任にカロリーをかけず、担当を自分のモノにしていけるか」
これに尽きるのではないでしょうか。
担当の引き継ぎに関わらず、上司がいる身としては持っておきたいスタンスですね。
■実際に行っていたこと
①まずやったほうがいいこと:情報理解
作品理解を深めることは大前提なので割愛するとして、
次点は「どんな情報が、どこに、どの程度あるのか」を把握します。
見えている情報を理解しておくと、
自分が悩んだときに、解決する手段を先に決めておくことができるんです。
「今後自分が抱く不明点」に対し、
自分で解決できるのか、前任者に聞くべきなのか…。
不明点に対しいちいち立ち止まって考えていると、
その分全てのスピードが遅れてしまうので、ぜひ試してみてください。
例えばデータを管理しているフォルダの場合、全てのフォルダに目を通すことで
どのような形式で案件が進んでいるのかを学ぶことができます。
(冗談抜きで、面倒がらずに全てのフォルダを見ることがミソです。)
②次にやること:温度感を知る
①が完了していれば進行自体はほぼできたようなものなので、
次は関係者とのやりとりを全て遡りましょう。
引き継ぎで「過去のログを確認して」と言われることが多いですが、
何の目的でどういう見方をすればいいのかわからないこともありますよね。
あくまで個人の経験ですが、自分は作品ごとの特性(下記)を理解するためにログを確認していました
〇社外の監修者がこだわりを持っているポイント
こだわりたい部分ということは、他の点に比べて厳しくチェックされることが多いです。
そのため修正が発生しないよう、また作品の核となる箇所の認識を合わせるために確認します。
作品・人によって重視することは異なるので、毎回行っています。
〇制作当初に発生した課題
これは”現在は解消できているけど、また発生するかもしれない課題”を知るために確認していました。
これも作品に応じて異なりますし、「前も同じ指摘したんですけど…」を回避することができます。
制作が進むにつれてパワーアップしていくためには必要な動きです。
〇関係者の温度感
クライアントも作家さんも個性があるので、
コミュニケーションを取りながらワイワイ進めたいタイプもいれば、
職人のように黙々と取り組みたいタイプもいます。
関係者の方全員に”やりやすい進行”だと思ってもらうため、それぞれの希望している温度感を把握します。
制作をスムーズに進行させることがディレクターの最大ミッションなので、
欠かせないキャッチアップだと考えています。
資料1つ、言葉の使い方1つとっても進行の大事な要素なので、
前任者の良いところは吸収し、さらに良くできそうなところはアクションに繋げていけると良いと思います。
③あとはこれをやっておく!:チャットに貼り付く
結局これが1番大事だと思うんですが、社内の誰よりも早くやりとりを検知することです。
最初に情報を把握することによって、アクションの主体を自分にできる
=引き継ぎ完了に一歩近づくことができます。
検知が遅いと、前任者が検知して後任に指示を出す流れになってしまうので、
引き継ぎ全体のカロリーが爆上がりしてしまいます。
ずっと指示待ち人間だと、いつまでも自分の仕事にならないですしね。
やりとりに張り付いていると即レスもできるので、全ての対応がスピードアップするという利点もあります。
■さいごに:みんなが安心できる引き継ぎを
極意と言ってはみましたが、結構基本的なことが多かった気がしますね。
(もっと面白いことを期待していた人にはゴメンナサイ)
ただ「基本的なことをやりきる」というのが難しいんです。
直近3日間くらいのログの確認で満足しちゃったら、
これまでの経緯なんて知ることできないですよね…!
目に見える”基本的なもの”に対し、
目的意識を持って接する・理解することができれば、
あとは真摯に対応していくのみです。
本当にそれだけです。
自分以外の関係者に安心して携わってもらえるように、
前任者の作り上げてくれたものをさらに良いものにしていくために、
自分ができることを最大限に、丁寧にやっていってもらえると嬉しいです。
この記事が誰かしらの参考になれば嬉しい限りです。
それではまた、どこかの記事でお会いしましょう!
■本当に最後:弊社募集
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