私は、いつでも「異常」の立場に立ってきた。「異常」を「異常」だと認識しなかった。一方で、「異常」が「正常」だとも思わなかった。ただ、「異常」にはそれをそうとする何らかの原因があるから、突き止めようとしていただけだった。-「異常の構造」木村敏 を読んで。