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Bialystocksのライブに行った

※若干セトリのネタバレあります.ご注意ください🙇🏻‍♂️

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2023年6月16日。
Bialystocksのライブへ行きました。

Bialystocks。
映画監督でもある甫木元空さん(Vo.&Gt.)と
ジャズのライブなどで活動している菊池さん(Key.)のお二人からなるバンドです。

2021年10月のある日、垂れ流していたSpotifyから突如オススメとして流された“Nevermore”

なにこれ、とんでもないものに出会ってしまった。
すぐに右下のハートマークに色をつけました。
声、歌詞、メロディ、曲の展開、後奏…
何を取っても最高としかいえない自分の語彙力を恨みます。

この曲に出会った日、単純な私は
絶対この人たちの曲を生で聴く!!!
と意気込みました。

そして1年と8ヶ月程経った先日、やっと、その夢が叶いました。どの曲も本当に素敵ですが、やっぱり
“Nevermore”は思い入れが他とは一線を画していました。
聴いてくださった方や知っている方なら分かって頂けると思いますが、ラスサビが言葉にならないくらい良いんです。個人的には、もはやこれを超えるものはないのでは…?とすら思っています。

「もし生で“Nevermore”が聴けたら、どうせ涙もろい私のことだからラスサビで泣くんだろうな〜」
なんて呑気に考えていました。


さて、いよいよライブ開始。
整理番号141番でしたが、1人参戦だったこともあり
ちょろちょろと前へ進んでいるといつの間にか最前列にいました。ドキドキ。何歌うだろう。やばい、喉乾いてきた。水飲もう。水を……

暗転

?!?!?!?!

感情が追いつかないまま無意識に周りと同じように拍手をしていると、目の前にはBialystocksとサポートメンバーの方々。

え、え、始まる…?待って、ちょっと心の準備が…
なんか久しぶりにこんなに拍手したな…
そりゃそうか、学生じゃあるまいし普段こんなに…


♪ I don’t wanna love you my baby__

ぶわっ

感情が追いつかないってこういうことか、とか
本当に生で聴けてる、とか
あぁ本当にこの人からこの声が出てるんだな、とか
涙が止まらなくて、マスクが濡れるのなんて気にしないで上から両手で口を覆いました。
危うく嗚咽が漏れるくらい、本当にそのくらい
感情の波が一気に押し寄せて涙の栓が外れました。


それからはもう、感情のジェットコースターで。
常に夢の中みたいなふわふわした感覚でした。
セットリストも完璧で、こんなにたくさん聴いていいんですか?と思うほどでした。


最後の曲の前で、甫木元さんがこんなことを仰っていました。うろ覚えで大変申し訳ないのですが、
それを書いて拙いライブレポは終わりにします。

亡くなった人や会えなくなった人。
そんな人たちは、決して全てが無くなった訳ではないと思うんです。
私たちはその人たちが残してくれたもの、つまりは痕跡のようなものの上に立って生きているんだと感じていて。
“この日を境に別れの辛さ乗り越えた”なんて事は少ないと思っていますが、そんな日々でも少しずつ前の方向へ進めたらという思いでこの曲を書きました。

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