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マネっこ大好き!

トイレのドアを開けっぱなしで小便をしていたら、後ろで拍手がします。ウチの3歳の娘です。

「オシッコ?上手!上手!たいしたもんだよ!」

生まれて初めて「立ち小便」を褒められました。

ウチの娘はオムツ卒業に向けて、目下、トイレトレーニングの真っ最中。いつもジイちゃんバアちゃんに、「上手!上手!」とおだてられているので、きっとそのモノマネです。

今、一番のお気に入りは、『マーシャと熊』。ロシア語版オリジナルと英語版がYouTubeで見られます。それを、目や耳だけでなく、全身で見ます。マーシャの動きを、逐一、カラダでモノマネしながら見るんです。

チョコマカチョコマカ、せわしなく動き回るチャラクターなので、はたで見ていて危なっかしい… 背格好もそっくりなので、わが家にマーシャがやってきたみたい…

セリフも、いくつかモノマネします。意味なんてわかりゃあしません。でも、ロシア語はロシア語っぽく、英語は英語っぽく。どうやら、その区別はついているようです。

人は理屈じゃなく、モノマネでことばを習得していくんだなぁ、って思います。

「あっ!変なおじさ-ん!」

テレビの画面を指差しています。そんなとき、たいていそこにはドナルド・トランプ氏が… 不思議と、ジョー・バイデン氏にはそう言いません。娘にとって「変なおじさん」と言えば、断然トランプ氏なのでしょう。

困るのは、娘と街を散歩していて、急に、「あっ!変なおじさ-ん!」って通行人を指差すとき。別に、大柄で金髪だとか、赤いネクタイしているとか、見た目が似ているってわけではないのですが… 彼女なりに、「変なおじさん」的ななにかを感じ取っているのでしょう。

「変なおじさん」のアナロジー(類似性)。さまざまな「変なおじさん」から、「変なおじさん」という共通項を抽出すること。これも「ことばの力」です。「やめなさい!」って叱りながら、なかなかいいセンスしてるな、って思ったりもします。

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