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ふと、しみじみと思ったこと

 Vtuberというカスピ海のように広い分野をビュッフェ形式で創作している身ゆえに、色んなcp沼や箱推し沼に潜ってきました。桃緑から始まって、トリガー、かえみと、イオたま、すめし、さくゆい、ひまくず……もう挙げたらキリがないくらいのライバーさんを書いてきました。

 いちばん最初に書いたのいつだっけって思って見返したら2年半前でした、で初めての同人誌はその2か月後。……2か月後? よく書けたなわたし。というか行動力スゴイなわたし。

閑話休題。

 なので、そこに住まうジャンルも分野も違う人と関わったり、感想を頂いたりします。ふらふらしてて、最推しもよく代わるわたしですが、ありがたいことに歓迎されてばかりで、「書いてくれてありがとう!」とか、「続き気になります!」とか、なんか、すっごくむずかゆい、嬉しいことばかり言ってくれるんです。

 どこに行ってもそうなのは、もちろん寛大な優しい方が多いのはもちろん、わたし自身のスキルも高いからなのかな、とか、なんか、ふと思うようになって。

 小説を書き始めてかれこれ10年(遊びで書いてた頃含めると15年くらい?)経ちますが、ムダじゃなかったんだなって。見てくれる人はちゃんといて、認めてもらえるだけのチカラをつけられたんだなって、とある方とDMでお話してるときに急に実感して。

 すごく、涙が出るくらい嬉しかったです。

 ただ『好き』をつづってただけなのに。ずっとずっと頭を悩ませて、ああでもないこうでもないってたくさん考えて作った作品が認められるって、すごい嬉しくて。作品を通して自分を褒められてる気がして。

 なんかすごい幸せをもらってる毎日です。ずっとずっとどうすればこの感謝を伝えられて、それに見合ったお礼を渡せるんだろって考えてますが答えはまだ出てません。どうしたものか。

みたいなお話でした。おしまい。

















 ここからはずっと悩んでいるお話。

 色んな場所を渡り歩いていると、自ずとその沼の特徴とかが見えてきます。ここではたくさん反応貰える、とか。ここでは直接感想を言ってくださる方が多い、とか。読者様の反応を窺うのは大変失礼なことだしコケる原因にもなるので口酸っぱくよくないことだよと表明してきたわたしですが、そろそろコミケ参加とかも視野に入れたい今、実本づくりのためにデータを集めなきゃいけません。

 そう考え、わたしは今何を書くのに集中するべきなのか、道に迷うことが増えてきました。

 ブクマの数を見て、喜んでくれる方が多い作品を生み続けるのか。

 ただただ好きに書いて読者様を振り回す創作を続けるのか。

 需要曲線と供給曲線の塩梅を眺めながら、今も最善策を探っています。きっとこれから先も解決することなく、ピンポーン!もブブーッ!も言わない、無口な三叉路を選んで歩き続けるんだろうなと、書いてて思いました。


 でも、わかることが一つだけ。

 分かり切ってる正解が一つだけ。

 小説の賞に応募を続けてる、とてもとてもすごいわたしのフォロワーさんが言いました。この世は自分の書きたい作品ではなく、売れる作品が求められていると。個性なんていらないんだと。

 それがプロなんだって。

 それが今、わたしが歩いてる道の、ゴールなんだろうなぁ。

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