〈書評〉『女性の「ヘルスケア」を変えれば日本の経済が変わる』
『女性の「ヘルスケア」を変えれば日本の経済が変わる』というタイトルの本を手に取ったとき、最初に思ったのは「ほんとうに?」という疑問だった。しかし、この本を読み進めるうちに、そのタイトルの持つ重みと深さを痛感させられた。
堀江貴文氏と三輪綾子氏によって綴られたこの本は、日本の女性の健康問題とそれが日本経済に及ぼす影響を真摯に取り組んでいる。驚いたのは、男性である堀江氏が深く、そして情熱的にこの問題を提起していること。社会全体として、女性の健康問題に対する認識がまだまだ足りない