ヨーロッパをめぐった旅 #5(リュブリャナ観光~インスブルック到着)
こんにちは!
アクセスありがとうございます!
今回は2023年6月のヨーロッパ旅行の第5弾を書いていきます!
全体の旅程についてはこちらから見ることができます。
また前回の記事についてはこちらから見ることができます。
それでは早速、旅を振り返っていきます!
※文中に記載の各情報(交通費用・行き先・観光施設の料金/展示物など)は2023年6月時点のものであり、現在は変動/終了している場合があります
ティヴォリ公園
ホテルを発ち(受付とか特になかったので、自動チェックアウト的な感じで)、いったんリュブリャナ中央駅に行って荷物をコインロッカーに預けました。
ザグレブのことがあったため、預けられるか不安でしたが、無事に使えるコインロッカーでした。
その足でティヴォリ公園に向かいました。
駅から15分ほど歩いたところに公園はありました。
ティヴォリ(Tivoli)公園は1813年にフランス人技術者ジャン・ブランシャールにより設計され、リュブリャナで一番大きな公園で、地元の人の憩いの場にもなっている公園のようです。(参考)
1時間半ほど公園内を散策しましたが、広いながらもとても綺麗で、さらにゴミも殆ど落ちておらず、管理がしっかりしている印象を受けました。
何よりも緑がいっぱいで、めちゃくちゃ癒されました!(このときは晴れてて日差しもあったため、それは眩しかったですが。。)
散策している途中、アップダウンがきつい箇所もありました(それもあってか、ジョギングだかトレーニングしている方も結構いました)が、先述のようにやはり緑豊かな景色ということで、良いロケーションでウォーキングが楽しめたと思います!
また、子どもたちも多く公園内を元気に走り回っており、とても微笑ましい光景でした。
昼食
ティヴォリ公園を後にし、ランチに。
通りに面したレストランに入りました。
スロベニア語のメニュー名の下に英語での説明が表記されていたため、大方どのような料理か想像することはできました。汗
せっかくなのでスロベニア料理をと思い、それっぽいものを注文。
お酒を飲む予定はなかったのですが、ノンアルコールの飲み物に目ぼしいものがなかったので、瓶ビールを注文しました。
こちら、Smileというスロベニアのビール会社(UNION)が製造しているビールでした。
コロナ・エキストラのような感じでした。
上の写真からも見て取れるように、テラス席に案内されたのですが、ちょうど寄ってきたハトと格闘してました。。。
ナプキンがかかった木の入れ物にパンが入っていたのですが、それ目当てっぽい感じでずっといました笑
隣のテーブル(写真)にいたファミリー(たぶん)に笑われました。。
そうこうしているうちにメインが到着。
注文したのはローストポークでした。
日本でも食べられているかと思いますが、スロベニアでは定番料理とのことです。
このローストポークですが、とにかく軟らかかったです。
ナイフとフォークを使って食べようと試みたのですが、フォークでさすと形が崩れてしまうくらいでした。
今までで食べた豚肉料理でも屈指の軟らかさだったと思います。
付け合わせのポテトを含めて、味もとても美味しかったです!
国立博物館
ローストポークを食べ終わり、次に向かったのは国立博物館でした。
自然史展示館も併設されており、どちらにも行きました(料金は合わせて 10ユーロ(約1,570円))。
館内見学
最初に入ったのは自然史展示館でした。
ここでは、動植物の標本がたくさん展示されていました。
中でも、魚類と鳥類の標本が特に多かった印象で、普段あまり見る機会がないので、とても興味深かったです。
動植物を見終わり、次いで国立博物館へ。
こちらでは、スロベニアの歴史を物語るような遺物(特に古代から中世くらいまでのものが多かった印象)が展示されていました。
ちなみに、この博物館の創設は1821年のようで、200年もの歴史があるみたいです。
外に出ようかと思ったら…
博物館の展示物も一通り見終わろうとしたころ、大きな雨音が建物に響き渡るようになっていました。スコールの発生です。
朝、出かける前に天気予報を確認していて、起きる可能性があったことは把握していたのですが、いざ実際に起きるとやっぱりテンションは下がります。。
館内のベンチに座り、レーダーをチェック。
雨が止むまでとどまり続けることも考えましたが、雨雲の動きを見る限り、しばらくは降り続けそうな感じがしたため、次に向かうことにしました。
国立大学図書館
当初は博物館の後にプレシーレノフ広場に行く予定だったのですが、順番を入れ替えて国立大学図書館へ。
大雨に打たれながら10分ほど歩いて図書館へ入りました(傘を差していてもずぶ濡れです)。
スロベニアで最も歴史のある国立大学、リュブリャナ大学。
その附属図書館を兼ねたのが、この国立大学図書館です。(参考)
館内の受付の方に確認したら、1階の自習室や2階から上のスペースはメンバー専用のスペースとのことで、入ることができませんでした。
入るためにメンバーになるか訊かれましたが、1時間もいない予定だったし、メンバーになるのは有料だったため、メンバー登録はしませんでした。
地下の階に非メンバーでも利用可能なカフェスペースのようなところがあったため、こちらにお邪魔することに。
PCを広げて30分~40分、諸々の作業をしていました。
なお、館内の受付の方から説明を聞いた後にカフェスペースにて着席したころ、窓を見ると雨は小康状態になっていました。
結果論ですが、あと30分くらい博物館に留まっていれば、そこまで雨に打たれることはなかったようですね。。
プレシーレノフ広場
雨も落ち着き、図書館を後にすると、プレシーレノフ広場に向かいました。
プレシーレノフ広場はリュブリャナの中心に当たる広場です。
広場に面してフランシスコ教会(上の写真のピンク色の建物)、三本橋(下の写真)、詩人プレシーレンの銅像(上の写真右)があります。
広場に来て最初に思ったのが、人の多さや賑やかさでした。
最初にリュブリャナに着いてから、かれこれ2日近く経っていたのですが、ここまでの人の多さを感じることはありませんでした。
それがこの広場に来て一気に吹き飛びました。
広場周辺には様々な飲食店も軒を連ねていました(雑貨屋さんもありましたよ)。
夕方の時間ということも相まって、カフェやバーで仲間うちで盛り上がってる光景が微笑ましかったです。私も誰かと・・・💦
リュブリャナ城
広場からリュブリャナ城に向かいました。
城へはリフトが出ており、広場からは歩いて10分ほどでリフトの入口に到着です。
なお、リフトを使わずに徒歩でも城まで行くことはできますが、40分くらいかかるとのことです。(足が疲れていたこと、またスコールが来たら精神的にさらにきつくなると思って回避しました)
価格はうろ覚えですが、リフト券と城内(展示施設含む)で 17ユーロ(約2,680円) だった気がします。
リュブリャナ城の建設は12世紀と言われています(現在の姿は16世紀~17世紀のものとされている)。
このお城では王族や領主が住んでいたというわけではなく、敵から街を守る軍事的要素が強い建物として使用されてきたのだとか。(参考)
城からはリュブリャナの街が一望できました!
城内には博物館やギャラリースペースもありました。
元々、スロベニアはユーゴスラビアの一部であり、1991年に独立した国です。
博物館では、そうした近代から戦前戦後を経てのユーゴスラビア領の時代、そして独立までの歴史を知ることができます。
また、カフェスペースも併設されており、そちらに入りました。
時間も良い感じの時間だったので、お昼にSmileを飲んだ辺りから気になっていたUNIONラガーを注文。(西日で逆光して写真は撮れなかったので、引用から)
ラガービールということで、黄金色のビールでした。
場所の補正なのかどうなのかわかりませんが、日本で飲むラガービールよりも飲みやすかったです。
今回、各国で様々なビールを飲んだのですが、どれも総じて飲みやすかったんですよね。
城内めぐりも終わり、スロベニアで予定していた旅はすべて終了です。
これから、夜行列車に乗ってインスブルックに向かいます。
夜行列車でインスブルックへ
リュブリャナ中央駅に向かうまで
夜行列車ということで、出発まで時間があったので、スーパーマーケットで水を調達。
水道水を飲めない国が多いことから、海外旅行、最も意識した方が良いのは、水(飲み物)の確保だと思います。
北に行くほど値段が上昇したような気がしますが、スロベニアでは1ユーロ未満で購入できました。
余談ですが、(この後、ドイツでも感じましたが、)ビールが日本よりも安く売られていました。
ビール好きな方からすれば、ホテルでも十分に楽しめると思います!
乗車する車両はどこ?
リュブリャナ中央駅に到着しました。
下の写真の「22:08」発に乗車してインスブルックに向かいます。
利用したのは、EuroNightというヨーロッパ各国を結ぶ夜行列車です。
しばらくは駅のホームでぼーっと待っていたのですが、出発時間が近づくにつれて一つの不安が頭をよぎりました。
今回利用する列車、シュツットガルト(ドイツ)方面に向かう車両とチューリッヒ(スイス)方面に向かう車両に分かれていたのです。
で、どちらの車両に乗れば良いか、予約表に記載された情報だけでは判断できませんでした。。
さらに、正規の時刻では、出発時刻の20分くらい前にリュブリャナ中央駅に到着予定だったのですが、どういうわけか列車が遅延してリュブリャナへの到着が遅れるとのこと。
また、車掌さんと思しき方に2回訊いてみたのですが、1回目は答えてくれたのに、2回目は(自分の訊き方が悪かったかもですが)「わかりません」と言われてしまいます。。(最終的にどちらに乗ったか忘れました。たぶんチューリッヒ側だったと思います。)
乗り降りの時間が限られ、ミスは許されないと余計に感じて、内心焦り始めました。
20分ほど遅れて列車は到着し、乗り込みました。
結局、利用予定の車両は見事に反対側で、乗客の合間を縫っての大移動でした。
予約したのに利用できない!?
予約した座席の車両番号は「318」。
315、316、317と順に歩を進め、318の車両が目に入り、これでやっと休める・・・と思ったそのとき、車両出入口にいた車掌さんに止められました。
「いやいや、予約してるんですけど…」と思い、印刷していた予約票(これが切符の代わり)を直接提示したのですが、「お前は入れない!」というような感じで一点張り。
結局、318の車両に入ることはできず、列車はリュブリャナを出発。
「え、どういうこと?」「ってか予約した座席利用できなかったら、自分はインスブルックに着くまでどこにいたら良いの?」って思いが頭を駆け巡りました。
予約した座席が利用できなかった原因について、車掌さんやその場に居合わせていた乗客の話から推測したり、後になって調べてみてわかったことですが、結論、私がその座席を利用できる可能性は皆無でした。
上の画像が実際の予約票なのですが、注目する点は中央付近に記載された「DAME」。
「DAME」だからダメ・・・というわけではもちろんないのですが、「DAME」というのは、ドイツ語で婦人を意味します。
つまり、女性専用の車両、座席を予約していたのです。
予約時に特に意識してなく、記載もなかった(と思っていた)ため、なぜこのような予約となったのか、正直今でもわからないのですが、とにかく男性である以上、ダメなものはダメでした。
今回、リュブリャナ~インスブルック間、フランクフルト~ベルリン間と、夜行列車を2回利用する予定でした。
どちらもオーストリア鉄道から予約したため、もう一方のフランクフルト~ベルリン間の予約票を改めて確認した結果、こちらにも「DAME」の文字が・・・
同じことが起きると悩みの種が増えました。
結局、予定変更をすることになるのですが、その詳細は別の回で書くことにします。
「DAME=婦人」。一生忘れないと思います。笑
何とか横になれた・・・
利用できないことはわかったけど、じゃあどうすれば・・・と思ってしばらく車両間のデッキでやり過ごしていると、先ほど私を止めた車掌さんから「付いてこい!」って感じで呼ばれました。
どうやら、別の車両で空いていた席があったようで、そちらに誘導してくれました。
最大で6人(3段ベッドが向かい合わせで2つ並んでる)が入れる、ベッドスペースでした。
元々個室かつシャワーが付いているような席を予約していたので、それと比べれば・・・と思わなくはなかったですが、途方に暮れていた状況を考えると、ただただ感謝しかありませんでした。
車掌さんのおかげもあって、何とか横になることができ、列車の中で一夜を過ごしました。
その間、列車はスロベニアからオーストリアに入りました。
インスブルック到着の20分ほど前に車掌さんが起こしに来てくれ、いよいよ到着かという気持ちになりました。(車内では、あまり眠れませんでしたが、床に就けたことが何よりもホッとしました)
そして、列車は5時前にインスブルックに到着しました。
どことなく長い夜だった気がしますが、無事にインスブルックに到着することができました。
5時前ということで、夜が明けきっておらず、寒さを感じての降車となりましたが、人の温かさとありがたみを感じる夜行列車の旅となりました。
次回はオーストリア編(インスブルック編)を予定しております。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!!