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しりとり俳句《124》

ようやく涼しくなってきたかと思えば、少しもどる、の繰り返しですね。

今週は、
・スイーツシリーズ
・「たかし(高し)」シリーズ
があります。

こちらの続きから
👇

しりとり俳句 三年目ルール
・ 詠む順番:ちり→しの→さち
・ 下五・下二字、または一字でしりとり
・ その二字や一字から濁音や半濁直音などへの変更可
・ 下五「かな・けり・にけり・たり・たる・なり・よ」などで終わる場合は、その前の二字(もしくは一字)から始めるのも可
・ 季語のあと:ち=香田ちり、し=卯月紫乃、さ=月石 幸
・ シリーズもの:俳句の後ろに *マークあり

第124回は、9/30~10/6(2593~26)全21句

2593.  スクーター停めて休まん花野原
           花野原(三秋)ち

2594.  バラードをひとり聴きたる無月かな
      無月(仲秋)し

2595.  月曜はポニーテールや秋の空
           秋の空(三秋)さ

2596.  ラジオよりフランシス・レイラフランス
           ラフランス(三秋)ち

2597.  すずろ寒ちよいとすぼめる肩と口
           すずろ寒(晩秋)し

2598.  口ずさむCMソング秋の草
      秋の草(三秋)さ

2599.  草揺らすだけの出番や村芝居
           村芝居(晩秋)ち

2600.  廃駅の改札を抜け秋深し
      秋深し(晩秋)し

2601.  傾げたる薄紅色の秋日傘
      秋日傘(初秋)さ

2602.  かさぶたは運動会に輝けり
      運動会(三秋)ち

2603.  かやかやと笑ふ夫婦の鎌祝
   鎌祝かまいわい(仲秋)し

2604.  Y字路のポストの脇のななかまど
   ななかまど(晩秋) さ

2605.  窓より灯もれ出づるなり秋の果
      秋の果(晩秋)ち

2606.  パティシエの抱ふる籠の檸檬かな*
      檸檬(晩秋)し

2607.  モンブラン食べ比べして秋深む*
      秋深む(晩秋)さ

2608.  無添加の林檎たつぷりパイ生地へ*
      林檎(晩秋)ち

2609.  シェアハウス色なき風の通りけり
      色なき風(三秋)し

2610.  力走の最終コース天高し*
      天高し(三秋)さ

2611.  歌手になるための歌声空高し*
      空高し(三秋)ち

2612.  菓子づくり終へてテラスへ秋高し*
      秋高し(三秋)し

2613.  貸し出しの多き書棚や秋の昼
           秋の昼(三秋)さ


     ・・・・・

今日は、所属結社(南風)の東京例会でした。

今年は、欠席投句での参加が多く、なかなか句会そのものには出られないことも多いのですが、やはり出席できると違いますねえ。

私自身は、先日の新宿御苑ひとり吟行の際の句を五句出し、何名かの方に選をいただけもしたのですが、主宰の選には及ばずで、あれこれと反省をしているところです。

また、最近入会なさった方の御句から、とても刺激を受けました。

ということで、自分軸をしっかりともちつつ、日々、何かしらの刺激を受けて(周りの景色、何かを感じること、先人の句、などなど)、また少しずつ前に進んでいけたらなあ、と思います。

いただいたサポートは、次回「ピリカグランプリ」に充当させていただきます。宜しくお願いいたします。