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しりとり俳句《79》

昨日から急に涼しく?いや、寒くなって来た東京です。

今週もこちらの続きから。
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「さち・ちり・しの・しりとり俳句・二年目ルール」
☆順番=ちり→しの→さち
☆下五・下二字、または一字でしりとり
☆下五「かな・けり・にけり・たり・たる・なり・よ」などで終わる場合は、その前の二文字(もしくは一文字)から始める
(季語のあとの、さ=幸、ち=ちり、し=紫乃)

第79回は、11/19~11/26(1648~1669)全22句

1648. 海風に遊ばれてゐるショールかな
    ショール(三冬)さ

1649. ルームシェアしてゐる褞袍マフィンの香
    褞袍どてら(三冬)ち

1650. 枯木立小さき洞へと陽のひかり
    枯木立(三冬)し

1651. 借りて来し絵本とホットドリンクス
    ホットドリンクス(三冬)さ

1652. 葛湯溶きつぎの休みの話など
    葛湯(三冬)ち

1653. などやかにおでん囲みて三次会
    おでん(三冬)し

1654. 解読のできぬ古文書冬館
    冬館(三冬)さ

1655. 片方は叱られてゐる片時雨
    片時雨(初冬)ち

1656. 暮早しテールランプの煌々と
    暮早し(三冬)し

1657. ウトウトと歴史の授業片時雨
     片時雨(初冬)さ

1658. クレープにおまけ勤労感謝の日
    勤労感謝の日(初冬)ち

1659. のびやかなボーイソプラノ降誕祭
    降誕祭(仲冬)し

1660. 最初から分かる犯人暮易し
    暮易し(三冬)さ

1661. 頭上より降つて来るやスキーヤー
    スキーヤー(三冬)ち

1662. ヤーコンを荷台に括る冬の朝
    冬の朝(三冬)し

1663. 朝練に遅れて来たる木の葉かな
    木の葉(三冬)さ

1664. 伸ばしては丸めるパンと冬籠
    冬籠(三冬)ち

1665. 盛り付けは美濃の大皿河豚の店
    河豚(三冬)し

1666. 店先のメニュー看板雪だるま
    雪だるま(晩冬)さ

1667. 万両や庭の猫より見られたり
            万両(三冬)ち  

1668. 猟犬の眼の先の静寂しじまかな
    猟犬(三冬)し

1669. しましまの靴下並ぶスキー宿
    スキー宿(三冬)さ


     ・・・・・

今、どうしても結球させたい一句があります。

結社の句会に欠席投句をした一句で、特選ひとつと並選ふたつをいただけた句ではあるのですが、主宰の「ここが惜しい」のひと言がありまして。
(欠席投句を代理でしてくださった方のメモに残っていました)
その「惜しい」の四音の替わりになる措辞を、ここ三週間ほどずっと考えているのですが、浮かびません。

今の私の力では恐らく難しい。
ですから、旅の間も日本に帰って来てからも、できるかぎりインプットをしています。
どこかにヒントがあるのではないかしら、と思って。

何だか、四十年前の卒論のときの気分になっています(笑)

寄る年波で、なかなか集中力が続きませんが、もう少し悪あがきしたいと思います。

ははは、ここでも熱く語ってしまった(笑)


      ・・・・・

しりとり俳句はいつもどおり!
気になる句などありましたら、ぜひコメント欄にお願いいたします😊

いただいたサポートは、次回「ピリカグランプリ」に充当させていただきます。宜しくお願いいたします。