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苔玉の藤を、植え替えた。

今朝のつぶやき。

そう、私の失敗で枝の半分以上が枯れてしまった藤の、なんとか生き残っていたひと枝から出た新芽が、長さ1.5mほどに伸びたのだ。
コメント欄で「植物の生命力の尊さ」を改めて思い、また、頑張れと励ましのお言葉をいただいた私は「何が何でもこの藤をいっちょまえに育て直す!」と決心。

本来、植物の植え替えは春か秋が基本。
だが、本日の東京、雨と涼しさ。それと、私の気持ちが乗っていた。

苔玉を観察。
春まではびっしりと美しく生えていた苔も、最近の猛暑でかなり悲しい状態。
その隙間から、藤の根っこが見え隠れ。
これは「今だ」と決断した。

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狭いバルコニーの片隅に、私の作業台がある。
最近の大雨からの避難民、サボテン5鉢(ポチもいる笑)と最近植え替えたグリーンネックレスの黒い鉢がてっぺんに。

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さて、藤を見て見ると、☟こんな状態で右端に見切れている細いひと枝を除いては枯れている様子。

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枝が雨に濡れて柔らかくなっている。
手でちょっと曲げてみると、いとも簡単に枝は折れた。
枯れていない枝は、曲げるとたわむのだけれど。
☟折れた枝口を見ても、もう白くもろくなっていた。
結局、右下のようにまで枝を折る。

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☟苔は土の表面に薄く貼りついているだけなので、剥がすことが可能。

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☟苔玉を作るために、土と根はテグスでぐるぐる巻きにされているのと、根を傷めないようにして切り、抜く。

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☟さて、鉢はどちらにするか。
藤の土部分の大きさを考えると、右の白鉢は直径が大きすぎ。
青のグラデーション鉢を選んだ。

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藤の植え替え時の注意をネットで確認。
根っこを傷めないことが大切とのことだったので、土と根は崩さずそのままで、土に植える。
土は水はけと保水、両方がいい土がベストなのだけれど、腐葉土は家になかったので、水はけ重視の土となった。(多分大丈夫)

☟土にマグアンプを適量まぜて鉢に入れる。(鉢底石も切れていたので省略)
幹を触っていたら、なんと根本がこのように欠けた。
そうか~、枝の大部分が枯れていたから、幹も細くなっているんだ💦
柔らかくなっている部分を全部取り除き、この状態より深めに入れ直す。

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☟土に埋め込むときの、幹の角度が一番大切。
元気なひと枝の伸びていく方向を考え、かなり斜めに位置させた。
上部3㎝くらいを残して、土を入れた後「リキダス」というビタミン剤を入れた水をたっぷりとかける。(ここで液体肥料はだめ)
剥がした苔を適当にのせる。

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☟1.5mに伸びた蔓は、迷ったけれどカット。(本体の方が今は大事)
左下・右下の細い枝のみが生きている。これを守らなければいけない。

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☟出来上がり。
これからは、猛暑と陽当たりにと気をつけなければいけない。
(しばらくは直射日光は禁物)
秋に落葉するまでに、もうひと枝、どこからか生まれてくれるといいんだけれど。

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植え替えの所要時間は約30分。
このような時間が、私にとっては至福である。

藤よ、どうにか元気に育ってくれ!

    ・・・・・ end ・・・・・

タイトル画像:植え替えた直後の藤。

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