つる園医、ご退園。
俳句幼稚園開園以来、園医として、その重責を担ってくださっていた、つるさまが、この八月最終日をもって、ご退園なさることになりました。
つるさまより、お手紙をお預かりいたしました。
まずは、皆さま、ご一読ください。
2021年11月7日、立冬の日、つるさま、白さん、アポロさんの三名に大きく支えていただいて開園いたしました、俳句幼稚園。
以来、約十か月、つるさまは、園医として、あたたかく幼稚園をお見守りくださいました。
つるさまの、俳句幼稚園での投稿を、少し振り返らせていただきます。
つる園医ごあいさつ🍃
園の周りの落葉かきを、毎日してくださっていました🍂
その後、間もなく、幼稚園運営に、瑠璃星さん、なごみさんが加わってくださり、つるさまは、日々の俳句の他にも、積極的に、いくつもの企画へ参加くださいました。
瑠璃星さん企画へご参加。
なごみさん企画へご参加。
白さん企画へご参加。
ときどき自主練も!
(このもういっちょ、が可愛らしい)
そして、非常に大切なのが、つるさまの講座!
非常に熱心に事前の習いをなさってからの、丁寧な講座です。
本当に素晴らしいと思います。
私も、多くの学びがありました。
・・・・・
つるさまと懇意になれましたのは、昨年の「白杯」で審査員をご一緒させていただいたご縁からです。
その「白杯」での、つるさま御句のひとつが、こちら。
奇をてらわぬ、大きな大きな世界。
衝撃でした。
私は、このような句が詠めるようになりたいと、その時、心底思いました。
そして、つるさま、今でも、私はこの御句が大きな目標のひとつです。
幼稚園を始めた当初、なにもかもが不安、そして、特に文語文法が苦手だった私は、しょっちゅう、教員室のラインに、ヘルプを出していました。
白さん、アポロさんも、お時間があるときには、駆けつけてくださいましたが、なかでも、つるさまは特別にお早かった。
でも、実は、恐らく、その陰で、相当お時間をかけて考えてくださった後、質問に答えたり、コメントをしてくださったりしたと思うのです。
随分と、お手間をかけてしまいました。
たまに、私の句にたいして、
「お手柄です!」
と特に強くお褒めをいただくことがありました。
そのようなとき、私は、小躍りしました。
幼稚園への皆さまへの投句に対しても、いつも好意的に句を受け止め、優しいひとことを添えてくださったことで、多くの方が、心穏やかに過ごせたことと思います。
本当に、本当にありがとうございました。
こうやって、これまでを振り返りますれば、私は涙を禁じえません。
ともに、この十か月を走ってくださっていたのだ、と深く感じ入ります。
でも、もともとは、短歌の御出身であるし、幼稚園が軌道に乗るまでのお手伝い、とも仰っていらしたことを、思い出しました。
つるさまには、つるさまの道を、精一杯歩んでいただかねばなりません。
どうかどうか、これからの、つるさまの創作活動が、楽しく、お幸せであられることを、心からお祈り申し上げます。
卯月紫乃 拝
いただいたサポートは、次回「ピリカグランプリ」に充当させていただきます。宜しくお願いいたします。