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しりとり俳句《52》

しりとり俳句、二年目に入りました。
嬉しい限りです。

そして、一年目は、下五へ「かな・けり」などの詠嘆を使わないようにしようという暗黙の了解があったのですが(使うと、始まりが同じになって大変笑)、それだと、俳句を詠む練習の範囲が狭まる(俳句にとって下五の詠嘆などは大切)ということで、二年目からは、ルールを少し変えることにいたしました。
(ご提案くださったのは、ちりちゃんです!ありがとう!)

ということで、二年目からの新ルールは、以下のとおり!
(一年目の順番は、ちり→さち→しの、でした)

「さち・ちり・しの・しりとり俳句・二年目ルール」
☆順番=ちり→しの→さち
☆下五・下二字、または一字でしりとり
☆下五「かな・けり・にけり・たり・たる・なり・よ」などで終わる場合は、その前の二文字(もしくは一文字)から始める
(季語のあとの、さ=幸、ち=ちり、し=紫乃)

第52回は、5/15~5/21(1088~1108)全21句
(1095から順序が入れ替わっています)

1088. 代返は受けつけません白牡丹
    白牡丹(初夏)ち

1089. タンゴ帽目深に被り夏の暮
    夏の暮(三夏)さ

1090. クレープをはみ出す苺テラス席
    苺(初夏)し

1091. 席替えをしてもしりとり続く夏
    夏(三夏)ち

1092. 夏着着てしりとり俳句のんびりと        
    夏着(三夏)さ

1093. 友と詠むしりとり俳句夏の朝
    夏の朝(三夏)し

1094. 朝錬の遅刻決定かたつむり
    かたつむり(三夏)ち

1095. ムリダンガ叩けば初夏の空笑ふ
    初夏(初夏)し

1096. ラウンジの椅子ふかふかや百合の花
    百合の花(仲夏)さ

1097. 鼻筋のとおる鼻ありバナナ食ふ
    バナナ(三夏)ち

1098. 空気入れ代はりばんこの玉の汗
    玉の汗(三夏)し

1099. 汗拭いて夕食の事考へる
    汗(三夏)さ

1100. Lサイズドリンク汗のサッカー部
    汗(三夏)ち

1101. 不器用な人の告白さくらんぼ
    さくらんぼ(仲春)し

1102. ボサノバのレコードかけて宵涼し
    宵涼し(三夏)さ

1103. 鮨桶や夢のかけらの残りたる
    鮨桶(三夏)ち

1104. たるんでる人の庭へと揚羽蝶
    揚羽蝶(三夏)し

1105. 妖精のやうな金魚を持ち帰る
    金魚(三夏)さ

1106. エルヴィスのつま先立ちて薔薇香る   
    薔薇(初夏)ち

1107. オルゴールゆつくり回す緑の夜
    緑の夜(晩夏)し

1108. 夜の海手提げの中にビール二本
    ビール(三夏)さ


     ・・・・・

昨日は、文学フリマ東京のミムコさん、ノトコレブースのお手伝い&慰労会(?)で帰宅が遅くなり、月曜日投稿となりました。

そして、今回は、
 しりとりシリーズ(1091.1092.1093)
 汗シリーズ(1098.1099.1100)
がありました!

しりとりシリーズは、一年目終了の挨拶句のようなものですが、シリーズは、揃ったときに、おお~!となるので、やはり面白いです。

それぞれが、少しずつ課題をもちつつの、でも楽しめる二年目にしていきたいなあ~🎶


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