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夏の雑詠七句⑨(海外句・其の一)


バーボンを軽く白夜のロルブーで

季語:白夜はくや(仲夏・時候)


アオザイの清き背中よソーダ水

季語:ソーダ水(三夏・生活)


恥らひを捨ててカプリを白ビキニ

季語:ビキニ(三夏・生活)


語らひはナミブ砂漠のテントの夜

季語:テント(三夏・生活)


ハンモック揺るる椰子の木ジンライム

季語:ハンモック(三夏・行事)


かかとの白砂セイシェルの夕焼

季語:夕焼(三夏・天文)


ジャッカルの赤き眼南十字星

季語:南十字星(初夏・天文)



     ・・・・・

俳句で海外を詠むのは難しいと言われています。なにせ日本の季語と気候と時期が合わない。
ですが、白夜はくや、南十字星、など日本ではほぼ見ることのできない言葉が、何故か夏の季語にはなっています。
(南十字星は沖縄南端なら状況が揃えば何とか見ることができますが、白夜は絶対に無理です)
ですから、夏の季語ならば、海外句はある程度は可能なわけです。

但し、詠んだとしても、どれほどの共感を得られるのかは、私の句歴では定かではありません。

とりあえず、今回は、レッツトライで、私の実景を詠んではみました。

恐らく、もう一捻りしないと句会等では通らないとは思いつつです。



これが好き、があったら、コメント欄でお教えいただけると幸いです。
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