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俳句ポスト365「山眠る」発表。

俳句幼稚園からの入選句、お楽しみください。

【中級・並選】

白園長
瑠璃星さん
橘鶫さん
晴田そわかさん
幸さん
KOMAさん


【中級・類想(選外)】

alohaさん
紫乃


【初級・優秀句】

祐希さん


【初級・入選】

なごみさん
中岡はじめさん
ラベンダーさん
のんちゃさん
とのむらのりこさん
夕凪遥さん
うみのちえさん
はねのあきさん
はらっぱのりすさん
Sazanamiさん
これでも母さん
香田ちりさん
西野圭果さん
IKUKOするすみさん
庵さん
華彩りさん
マヒルムラサキさん
さいとうT長さん
dekoさん
k_maru027さん


入賞 27名27句
類想選外 2名2句

おめでとうございます💐

(もし、私が見つけられなかった方がいらしたらコメント欄にお願いします)
(追記 事務連絡:さいとうTさんへ、すっかり私間違えてました💦
 以前の投稿も訂正します。申し訳ありませんでした。)


     ・・・・・

「山眠る」難しかったですね。
どのように発想を飛ばすか。
飛ばしすぎて季語と離しすぎていないか。

夏井先生からの「類想」についてのメッセージ。

「類想」

季語「山眠る」は冬の山を擬人化している季語です。山が眠っているから、さらに色んなものも「眠る」という発想の句は、永遠の定番です。

やたらめったら何もかも眠っているだけでは、独自性が足りないということになります。

山が色んなものを「抱く」「懐」「眠らせる」という句も沢山ありました。

これらの発想がダメというのではありませんが、残りの部分の独自性や真実味を工夫する必要があるでしょう。

季語「山眠る」には静けさのイメージもあるので、聴覚情報を加えるという考え方もあります。が、そこにも類想の落とし穴があるのです。

類想類句からの脱出は、「一単語の工夫」から。小さな独自性ささやかな真実味は、単語一つの工夫から生まれます。

「俳句ポスト365・山眠る」夏井先生コメントからの抜粋


類想選外になった私の句。

憂悶の古根朽ち果て山眠る

この句、今年に入って、それまでの詠み方からは自分なりに心機一転し、もっと自分の中に入り込んで絞り出した句でした。

本当は自分の心と人生からの「自分なりの真実」を込めたのですが、伝わっていないということ。

夏井先生の言葉からすると「小さな独自性ささやかな真実味」が表現しきれていなかった、ということと思いました。

「朽ち果て」に問題があったかなあって思いますが、実際の私としては
憂悶という古い根っこが自分の中ですでに朽ち果ててはいる(ただ消えてはいない)
という思いを詠んだので、まあいいや!という感じです。

日々精進!
自分らしい句を詠んで、いつか夏井先生に認めていただけるようになりたいものです。

(夏井先生に認めていただきたいと思うのは、先生の俳句を始められた時の想いが、私のそれと似ているからです)

今の私としては、選ばれたい句を詠むのではなく、詠みたいように詠んだ句が結果として選んでいただける、を目指したいということ。
それを今回非常に思いました。

この想いをしっかり持って、また前に進もうと思います。

     ・・・・・

来月は「雛祭」の発表です。

現在の兼題は「百千鳥」

「囀り」は個々の鳥の声を連想させるが、「百千鳥」となると様々な鳥の鳴き声を全体として捉える感がある。そういった違いを意識して詠みたい。

夏井先生からのコメント

〆切りは、3月19日です🎵

    ・・・・・ end ・・・・・

タイトル画像:白川郷

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