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夏朝日(三夏)


夏朝日今日けふのわたしをうつくしむ


葉に蔓に漲るチカラ夏朝日



季語:夏朝日(三夏)

夏の朝日

夏井いつきの「おうちde俳句くらぶ」俳句季語辞典から


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夏朝日。
ロハちゃんの選んだ夏の季語のひとつです。


夏の朝、に関する季語には以下のふたつもあり。

季語:夏の朝(三夏)

夏の朝が他の季語の朝と区別されるのは、昼間の気候の厳しさを念頭に置く点でもある。
人も動植物も夜の闇に正気を取り戻し、新たな暑さを避けて、日の高くならないうちに活動に精を出す。
しかも夏は夜明けが早いので午前中が長く、仕事も勉強もはかどるというわけである。

新版・角川大歳時記「夏」P.54

季語:夏の暁(三夏)

子季語:夏暁(なつあけ・なつあかつき)、夏の夜明け、夏未明(なつみめい)

夜半に目覚めて、時鳥ほととぎすや夜鷹の声に耳を傾けるうち、早くも夜明けに先立駆けて鳥たちの囀りが聞こえ始める。
窓を開けると、ひんやりと冷えた外気が心地よい。
太陽が顔を出せばすぐに気温が上がり始めるが、暁とはその前、まだ空には夜の気配の濃い時刻に使いたい。

新版・角川大歳時記「夏」P.54


夏朝日は、意味的には「夏の朝」に近いと思う。
ただ、より朝日の光に焦点を絞っているように私は思う。


正直、私は「夏」はそれほど得意ではない。(身体、それほど強くないから)
ただ、夏の朝の太陽の光には、とても力をいただける。
夏以外の他の四季(春秋冬)とは違った、力漲る、そんな太陽の光を感じる。

植物が大好きで、心をこめて育てている私には、二句目は日々感じている植物の夏の姿である。

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トップ画像は、イタリア、アマルフィの夏の朝。

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