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しりとり俳句㊾

あまりお天気のよくないGMの幕開けです。
そして、今週のしりとり俳句、いざ!

「さち・ちり・しの・しりとり俳句」
(下五・下二字、または一字でしりとり)
5月19日スタート、あっという間に40句以上。
ただ呟いているのももったいないので、記録に残こすことにしました。
第一回は、5/19~5/30分。12日、全45句。
季語のあとの、さ=幸、ち=ちり、し=紫乃

しりとり俳句①」より

第49回は、4/24~4/30(1025~1045)全21句

1025. 果樹園の助つ人として蜜蜂
    蜜蜂(三春)ち

1026. ちくちくと春の並縫ひ返し縫ひ
    春(三春)さ

1027. 妹の口のクリーム八朔柑
    八朔柑(三春)し

1028. 感じよき女将のご飯春の朝
    春の朝(三春)ち

1029. 朝霞パン屋の列に加はりぬ          
    朝霞(三春)さ

1030. ぬらりひよんやる気なさげな春の海
    春の海(三春)し

1031. 海見ゆるカフェソファより夏を待つ
    夏を待つ(晩春)ち

1032. まつたりと卵サンドや春の雨
    春の雨(三春)さ

1033. 飴ちやんを春三日月にのせる母
    春三日月(三春)し

1034. ばば抜きのばば戻りたる昭和の日
    昭和の日(晩春)ち

1035. 伸び過ぎた前髪上げて潮干狩
    潮干狩(晩春)さ

1036. 仮縫ひの花嫁衣裳花の冷え
    花の冷え(晩春)し

1037. 絵描きうた歌ふコックの春日和
    春日和(三春)ち

1038. 寄り掛かる本と本と本と暮春
    暮春(晩春)さ

1039. 春宵やコーラルピンクの口紅を
    春宵しゅんしょう(三春)し

1040. 荷を降ろし子を降ろし入る花吹雪
    花吹雪(晩春)ち

1041. 拭き掃除終へて昭和の日の読書
    昭和の日(晩春)さ

1042. 書庫からの懐かしき本オキザリス
    オキザリス(晩春)し

1043. 理数系的思考なり潮干狩   
    潮干狩(晩春)ち

1044. 借りし傘落つる雫へ春日さす
    春日さす(三春)さ

1045. さすらふや春のメコンの川を舟
    春(三春)し


     ・・・・・

今週は、私、途中で体調を崩して、俳句を日に一句(しりとり俳句だけ)しか詠めない日が続きました。

咳をしつつも(持病のひとつでもある咳喘息)最初二日くらいは、なんとか詠もうとしたのですが、今、スマホのメモに残っているそれらの句を見ると、てへへへな🤣🤣🤣

やはり、健康って大事だなあと思いました。

それと同時に、詠めない詠まない日々のなか、思ったことは、自分の句の特徴と欠点です。
村上鞆彦主宰の句集と、主宰の書籍「芝不器男の百句」を読みつつ、思いました)

多分、私は、モノで詠む(名詞中心に詠む)ことが多いけれど(型の練習のときだけは特別でした)陳腐でない動詞や形容詞を使うことがやはり苦手ということ。

名詞中心って、俳句としては別に悪くはないけれど、でも、句としての深みや広がりを考えると、よっぽどうまく言葉(名詞)選びができないと、広がりに限りがあると、今は思うのです。

心を打つ句には、動詞・形容詞、重要だと思うのであります。
そして、陳腐じゃない動詞や形容詞を使えるようになるには、頭をもっともっと柔らかくしないといけないなあと。

さっちゃん、ちりちゃんは、その辺じょうずです😊


さて!そろそろ、春の季語も終わりに近づいています。
来週終わりには、立夏がやってきます✨


気になる句がありましたら、コメント欄にてお知らせいただけると嬉しいです!

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