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型・その2 応用型①(冴返る・囀)

中七〔や以外の切字
季語は、上五・中七・下五、のいずれでも
二物衝撃を意識。


濃淡の墨のリズムよ冴返る

季語:冴返る(初春)


囀を宿す木々なりテラス席

季語:さえずり(三春)



     ・・・・・

型・その2 応用型

① 中七の終わりに、「や」以外の、たとえば「けり」「なり」「をり」「」「」「」といった切字を入れる。
➁ 季語は、上五・中七・下五のどこにおいてもいい。

角川文庫「20週俳句入門」p.175


テキストには上のような記載がありますが、切字については、先日挙げた

切字18
かな)・けり・もがな・らむ・し・ぞ・か・よ・せ・や・つ・れ・ぬ・ず・いかに・へ・け・じ

なども使えると思います。
※(かな)を()に入れたのは、次の「型・その3」で「かな」を扱うので、今回は避けた方がいい、との意)


そして、今回の練習に際しては、「二物衝撃で」という記載は特にありませんが、これまでずっと二物衝撃となってきているので、意識すべし、と思います。


     ・・・・・

一句目、ごく最近観た、墨絵の映画からの影響(笑)

この型も、難しいです。



お時間がありましたら、詠んでみてください。

「切字」や「型」に拘らず、自由に詠んでくださっても、また、私の使った季語で詠んでくださっても全くかまいません😊

※決してお題(必ず詠む)ではありません。

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