しりとり俳句《91》
20℃越え?と思ったら、ぐっと冷えたり。まさに、三寒四温な日々です。
しりとり俳句は、すっかりと春の装い~🎶
こちらの続きから
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第91回は、2/11~2/18(1900~1921)全22句
1900. 友達と揃うて揺れる半仙戯
半仙戯(三春)さ
1901. 逆光の空へ飛び立つ石鹸玉
石鹸玉(三春)ち
1902. 玉砂利に消ゆる淡雪カプチーノ
淡雪(三春)し
1903. のんびりと野遊び見てゐる老夫婦
野遊び(晩春)さ
1904. 吹替えの声のやさしき日永かな
日永(三春)ち
1905. 長話してゐる姉妹クロッカス
クロッカス(初春)し
1906. かすれたる蛍光ペンや春の夕
春の夕(三春)さ
1907. 夕東風と帰るわが家の灯りかな
夕東風(三春)ち
1908. かりんとう頬張る姉妹春炬燵
春炬燵(三春)し
1909. たつぷりとバレンタインの日を余す
バレンタインの日(初春)さ
1910. マス目より春の漢字のあふれ出づ
春(三春)ち
1911. 五つめの巣箱は寺の西側へ
巣箱(三春)し
1912. 変身を終へてこの度入学す
入学(晩春)さ
1913. 楠の木の大きく空へ百千鳥
百千鳥(三春)ち
1914. 鳥影を見送る父や麦を踏む
麦を踏む(初春)し
1915. 結び目の固きネクタイ初桜
初桜(仲春)さ
1916. クラフト紙巻きてリボンを春の星
春の星(三春)ち
1917. 星型に生地を抜きたる春日かな
春日(三春)し
1918. 紐の色変へて春めくスニーカー
春めく(初春)さ
1919. カーナビの進んでをりぬ春の海
春の海(三春)ち
1920. 海おぼろ白き乳房の不老不死
海朧(三春)し
1921. 藤棚やベンチへ掛け置く松葉杖
藤棚(晩春)さ
・・・・・・
今年は、国外への旅の予定が半端ないことになっていて(予定を入れるのは夫です😅)月の半分は自宅にいない感じ。
旅先には、文庫本サイズの歳時記と電子辞書(年末に新しいのを購入✨)を持っていくのですが、ついつい季語については適当な選択になります。
その分、自宅では、角川大歳時記をできるだけ丁寧に見るようにしているのですが、昨日、新しい季語が偶然目に入りました。
鳴鳥狩(初春・生活)
春の鷹狩のことを「ないとがり」!!
ナイト?knight? うおおおおおお(笑)(そうじゃない笑)
子季語もたくさんで、朝鳥狩、覚狩、朝鷹、朝鷹狩、聞すゑ鳥、身すゑ鳥、泊り山、泊り狩、鈴子、鈴子挿す鷹、継尾の鷹、白尾の鷹、白斑の鷹。
ええ!なんのこっちゃで。
いやあ、季語の奥深さよ(というか、私がまだ浅すぎるだけ)。
こうなると、これ使って見たくなる、となります(笑)
でも、鷹狩なんかしたことないし、実際に見たこともないし、大した句は作れませんでしたが、、、
・・・・・
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三人が飛び上がって喜びます(笑)
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