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くるりくるくら狂い咲き【詩】


サクラサクあの夜に
ひとひら水面に落つるごと
キミは俺から散り去った

この手に残りし温もりを
どれほど見つめていようとも
いずれ涙にかわり果て
ぽとりぽとりと地に滲む

オレのココロは何処にある?
オレのイノチは其処の底?

たらればばかり追いかけた
こんな俺などいりゃしない

夢破れ 俺破れ
未来消え 俺消える

愛していたよ




くるりくるくら狂い咲き
輪廻転生乱れ咲き

一糸まとわぬ姿になって
アナタのイノチ救い出す

そうよ その扉
思い切ってお開けなさい
そしたらアナタは溶け出せる
ホントのアナタに溶け込める

くるりくるくら狂い咲き
輪廻転生乱れ咲き

一糸まとわぬ姿になって
そんなアナタを手に入れる

そうよ その心
思い切って破りなさい
そしたらアナタは逃げ出せる
アタシのなかに逃げ込める

愛しているわ


     ・・・・・

清世ちゃんの企画へ参加いたします。
ギリギリになってしまって申し訳ありません。

原宿での展覧会で一目惚れしたこちらの絵。
絶対に参加したかった。

でも、どうにもこうにも、ただ言葉が空回りするばかりの日々。
半ば諦めた今朝、ふと降りてきました。
何とか間に合いました。
よかった。

狂い咲き(帰り花)

初冬の季語
初冬、小春日のころに返り咲く花をいう。思いがけなく、ニ・三輪咲いたけなげな花に、やがて来る厳しい冬を思いやる。

きごさい歳時記抜粋


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