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しりとり俳句《88》

一週間が飛んで行きます(笑)
でも、変わらずにしりとり俳句。

今週は、雪シリーズ、久々のミステリーシリーズ😂(ともに * マーク)があります。

こちらの続きから!

「さち・ちり・しの・しりとり俳句・二年目ルール」
☆順番=ちり→しの→さち
☆下五・下二字、または一字でしりとり
☆下五「かな・けり・にけり・たり・たる・なり・よ」などで終わる場合は、その前の二文字(もしくは一文字)から始める
(季語のあとの、さ=幸、ち=ちり、し=紫乃)

第88回は、1/22~1/28(1838~1858)全21句

1838. 寒拆やカーアクションのど迫力
    寒拆かんたく(三冬)ち

1839. 緑髪りょくはつの乙女の齧る冬林檎
    冬林檎(三冬)し

1840. ごろごろと擦り寄る猫や夜半の冬
    夜半の冬(三冬)さ

1841. 冬鴉小石蹴りたるランドセル
    冬鴉(晩冬)ち

1842. セルロイド人形並ぶ毛糸編む
    毛糸編む(三冬)し

1843. 向き合いて勉強したるちやんちやんこ
    ちやんちやんこ(三冬)さ

1844. ころころと小蕪を洗ふ割烹着
    小蕪(三冬)ち

1845. 浮鳥の水脈みお重なるやシャッター音
    浮鳥(三冬)し

1846. 温泉の宿の自慢の牡蠣雑炊
     牡蠣雑炊(三冬)さ

1847. 水曜のおじやはなほも優しかり
    おじや(三冬)ち

1848. 狩の音や馬柵ませに顔出す母と仔と
    狩(三冬)し

1849. 子供らの大縄跳びへ混じりけり
    大縄跳び(三冬)さ

1850. シリウスや路上ライブの歌声は
    シリウス(三冬)ち

1851. 絵葉書を写真立てへと窓に雪*
    初電車(新年)し

1852. 雪晴や看板猫のゐる駅舎*
    羽子つき(新年)さ

1853. 車道まで足跡だらけ今朝の雪*
    初掃除(新年)ち

1854. ゆきちやんの軽きステップスケート場
    春着(新年)し

1855. 小説をポケットに入れ浮寝鳥
    節料理(新年)さ

1856. トリックを教えてくれし兎かな*
    兎(三冬)ち  

1857. 詐欺師ちらちら冬鷺のゐるほとり*
    冬鷺(三冬)し

1858. 取りを務むる名優の懐手*
            懐手(三冬)さ


     ・・・・・・

最近、しりとり俳句を読んでいると(こうやってまとめた後などに)、うわ、よくこの上五がでて来たなあ、とか、上五がうまい!などと、ふと思うことがあります。

ん?まてよ? これ、しりとり俳句だった~~~😂😂😂

上五が意外だったりは当たり前なんですよね。

でも、純粋に句としてだけ見ても、かなりいけているかも?な句が、三人それぞれに増えて来たようにも思ったり(かなり甘いかも😅)

個人的には、最近は、ただ詠むだけじゃなくて(とにかく繋げなくては、とだけは思わずに)句としてどうなのか、を意識する時間をできるだけ取るようにもしています。
ちょこっとだけ成長できているかな?(なんてね)


ということで、気になる句、がありましたら、お気軽にコメントをいただけると、三人が喜びます。
よろしくお願いいたします。

いただいたサポートは、次回「ピリカグランプリ」に充当させていただきます。宜しくお願いいたします。