壁にあいた小さな穴に指突っ込んだら…
俺、幼稚園児のころ、よくばあちゃんの家に預けられてたんだ。
ばあちゃんは幼稚園が終わる頃、いつも車で迎えに来てくれた。
そんで、ばあちゃんちに着くと俺はお菓子を食べながら、かあちゃんが迎えに来るのを待つんだ。
ある日、ばあちゃんちに着いた俺は、家の中を探検することにした。まずは玄関。
まさか、最初の探検場所から先に進めなくなるとは思ってなかった。
ばあちゃんちは昔ながらの造りで、壁なんかは木材がありのまま活かされてるっていうか、なんか木の模様とかがそのまんまなんだ。