集合研修できなかった際の補填を考えよう
今月に入ってから、コロナウイルスの報道でメディアはもちきりだ。
メディアだけでなく、SNSでもあれよあれよとおっちゃんの動画が有名になる。
この流れの中、東京マラソンが中止になるなど、イベントがこぞって自粛ムードとなっている。
それはセミナーや研修、勉強会も同様で、特に情報にセンシティブな東京においては、中止・延期になるケースが後を絶たない。
こうなってしまっては、世論は自粛ムードが当たり前となり、経済は冷え込んでしまうことは明白であるし、止められない流れとなっている。
今回は、直近のそのような事情を鑑みて、今一度、「集合研修の中止に伴う補填」を考えようと思う。
集合研修が中止になることの損失
流行病の影響で、セミナーやイベント、そして集合研修取りやめが止まらない。
もうそろそろ新人研修を開始したかった企業がほとんどだろう。
集合研修を取りやめるということは、そこまでの準備してきた工数、時間あらゆるものが一旦流れ、再度対応策というプラスアルファのコストがかかるわけだ。
これは企業にとって間違いなく損失である。
経済が冷え込みだすと、真っ先にカットされるのは教育である。
集合研修中止を受け、損失に耐えられない企業が教育に対する予算をオンできないだけでなく、削減にまでつながるかもしれない。
ただ、教育は企業競争力に対する投資である。
強い企業には、良い人材がおり、しっかりとした教育環境が整っている。
教育をすることは、企業の底力を上げる大切な行為なのだ。
しかし、集合研修を取りやめた場合、補填の研修を再度設計する必要がある。この場合、研修担当者の人件費がかさむわけだ。
補填策を用意しよう
ここで、補填策、第二の案が自動的に発動することが、企業のコスト流出を抑え込む、あるべき姿だと僕は思う。
例えば、「e-ラーニング」での補填だ。
ある程度自学自習をしてもらい、後の集合研修の負担を軽くすることができる。
※ちなみに集合研修をゼロにする。完全になくすということは、ないと思うし、やってはいけないことだと考えている。
最近日経でこんな記事が出ている。
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO55640460U0A210C2FFR000
1本の動画が5分程度で、要点をまとめた効率の良い学習ができる「マイクロラーニング」という考え方だ。
隙間時間や移動時間で、好きな時に好きな場所で学習可能だ。
これは非常に現在の時流と相性が良い。
こういう時こそ、e-ラーニングの実力の発揮どきだろう。
また、動画学習だけでなく、「音声教材」や単純にわかりやすいPDFを渡すだけでも第二の策となりうる。
こういった不測の事態にこそ、企業の対応は見られているわけであって、補填策を用意しておくことが重要だろう。
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