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立ち止まることが恐怖になる時

虎視眈眈という言葉が好きだ。

誰にも気づかれず、影で努力を積み重ね、いつの日か圧倒的な差が生まれ勝利する。

王道少年漫画なら必ず辿るこのルートを、いつだって僕は自分の人生に求めている。

いつかこの努力が花開く時がくる。そう信じてやまない。だから手は止めない。立ち止まると、途端に底の見えない水中へと沈んでいく。

最近は、そんな恐怖心が僕の手を動かす。

とにかくやっていないと不安なのだ。

いい傾向である。

中学、高校と一気に成績を伸ばすことに成功したあの時の感覚だ。

あと半年、1年後くらいには全く違う景色が見えている。そんな気がしてならない。

「苦しい時を乗り越えろ」

とにかく日々の積み重ね。
今日明日頑張るという話ではない。
1週間、1か月、半年。淡々と積み重ねるのだ。

虎視眈眈とその瞬間を願って、今日も手を動かす。

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