リマケの効果を知った日
今日朝、カバンを購入した経緯を聞いた。
その話からリマーケティング広告って本当に効果があるんだと認識できたので共有したい。
通勤カバンが手提げで重く、長らく買い換えたいと思っていたそうだ。
それから半年から1年くらいだろうか、とうとう吉田カバンのリュックを購入したとのこと。
まずニーズがあるということが、この話の前提だろう。
色々サイトやブログ、紙媒体などあらゆる情報源から、自分のお気に入りのカバンを探していたのだとか。
次買うカバンは、長く使えるかつ、自分が可愛いと思えるカバンが良かったとのこと。
そして、有力候補として、吉田カバンに行き着く。
店頭にいき、数ある種類の中で、色・収納(大きさ)・形等で物色。
それでも決めきれずに退散。これを繰り返していた。
吉田カバンを買うと決めてから、Yahoo等のディスプレイ広告で、リマケ広告は出ていたらしい。
そして、たまにクリックしては、カバン選びに悩んでいたと。
しかし、ある日とうとう痺れを切らして?公式サイトからカバンを購入した。
消費者行動モデル
この話を整理した消費者行動は以下だ。
①調査(Webメイン)
②店頭で確認
③検討段階(悩み中)
④リマケ広告頻出。たまにクリック
⑤検討段階(悩み中)
⑥購入(公式ページにて)
ここで、大切なのは「リマケ広告」だ。
店頭で確認してから購入の間まで、絶えずリマケ広告が出ることで、カバンの需要を保ちつつ、吉田カバンという存在を意識させ続けたのだ。
結果的に、広告をクリックし、ある程度時間を使い決心し、購入にいたったのだ。
リマケ広告の執拗なアピールがコンバージョンを生み出した分かりやすい事例となったわけである。
そもそも僕は、今日この話を聞くまで、リマケ広告の効果をあまり信じていなかった。
本業で成果が上がっていなかったからなのだが、今日話を聞いた上でのリマケ広告運用のポイントは「超長期戦」だ。
定期的にターゲットが広告を目にすることで、意識下に商品・ブランドを刷り込み、購入行動を喚起したのだ。
つまり、僕はリマケ広告をまだ短いスパンで見ていたのだ。
もう少しリマケ広告の成果期間を広く取り、その中でペイできるのかどうかを検討する必要があるということだ。
いやはや、リマケ広告おそるべし。侮るべからず。
ぜひマーケ担当者は、リマケ広告をどうか見限らないで欲しい。
きっと、まだ可能性はあると思う。
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