UVERworld GLEAM OF ROCK KT Zepp Yokohama 2023.02.09 昼公演 ライブレポ
UVERworld
毎年恒例となっている年始のライブハウスツアー
今年は実に3年ぶりの収容人数100%として実施
日程こそ各地1日ずつではあるが昼夜2公演で実施
平日にも関わらずチケットは争奪戦となった
ツアーの2箇所目、KT Zepp Yokohama
その昼公演
先に言って置くとこの昼公演はTAKUYA∞のイヤモニが終始トラブルを起こしていたらしく
更にセットリストの内容も合わさってかかなりスピーディーでスリリングなライブとなった
だがそれが逆にいつもと少し違うテンポの良い展開を生み出した
14:00:00
SEのNEVER ENDING WORLDは映像が更に一新され、日産スタジアムへの道筋をコンピューターが分析してるようだ
いつもの疾走感あるドラムプレイ………では無くズンズンと内臓を揺らす轟音を放つ
それは徐々に聴き覚えのあるフレーズへと変わっていき、残りのメンバーが次々に登場
誰も予想出来なかった1発目、スパルタだ
平日のライブハウスにお昼からわざわざ来るようなファンはよっぽどコアな人達
そう認識している彼らからの粋な選曲に先程までの凍えていたのが嘘のように跳ね飛ぶ
そこから急展開、サイバティックなイントロが印象深い境界へ
これまたレアな曲順に驚かされる
TAKUYA∞のボイスパーカッション、誠果のサックスソロパートがライブを加速させる
続いてAS ONE
コール&レスポンスが正式に解放されてから急激に化けた1曲だ
制作されたのは声が出せなくなる直前だったので、ようやく本来のポテンシャルを発揮したと言ったところだろうか
録音では無く、生のバカでかいレスポンスにメンバーのプレイも熱くなる
熱量そのままにColors of the Heart、前半戦の締めにjust Melodyと懐かしの名曲が続いた
イントロが鳴る度に歓声が上がる
今でこそ当然のようにアリーナを回れるアーティストへと進化しているが
やはり最初の主戦場はライブハウス、そこで懐かしの曲が進化した状態で披露されるのはなんとも感慨深い
真太郎「あの………なんか(声出し)解禁されちゃいましたw これつまり、我慢○だけじゃなくて全部出していいってことですよ‼︎先っちょだけじゃなくて全部挿れちゃっていいって事ですよ‼︎」
とファン待望?(笑)のギリギリ放送できない煽りや
信人の衣装が予想以上に金○マみたいだと言うコミカルな談笑を挟み
「っし……生きる」と言うTAKUYA∞の気合入れから中盤戦へ
ここからは息つく暇もなくFight For Liberty、流れ・空虚・THIS WORD、REVERSI、ゼロの答、THUG LIFEを連投
曲間や要所でドラムセットへ近寄り確認しながらも丁寧に言葉を歌に乗せて届けるTAKUYA∞
時折途切れたりズレる事はありつつそれでもパフォーマンスはいつも以上に熱量を感じた
それにしてもたまたまかもしれないがこの公演はギターが映える
去年1度ライブを休まざるを得なくなった彰はそれが嘘のように研ぎ澄まされた強烈なメロディーを奏でるし
克也は上手・下手へと移動しながら巧みな演奏で更に楽曲を彩る
「新しい曲も懐かしい曲も、バランス良くやっていくつもりだよ。でもその中でも今日、伝えたい感謝のメッセージを」
滅多にセットリストに入らなかったearthy world
ここ最近は定期的に演奏されるようになり
、ファンやバンドそのものに対する想いがより一層強くなっているのかもしれない
暗転すると現在進行形のUVERworldへモードチェンジ
幻想的なスモーク演出からAVALANCHEへ
これまでを振り返ってから未来へと向かうようなこの流れは意図的なのか偶発的なものなのか………どちらにせよサウンドやメッセージが更に魅力的に感じ取れたまらなかった
少しだけMCへ
「ストックホルム経由でここに来ましたw 今日は滋賀出身の5人と、レペゼンストックホルムの6人でお送りしてますw 今回は俺1人で行ったんだけど、新曲のために。もちろん俺だけで作るわけじゃなくて………そこで掴んだものはすぐメンバーに送って、更にブラッシュアップして完成させるんだ………アルバム出したくてさ、年内には皆に届けたいって思ってはいるんだけど………完成するかなこれ?w え、だって今進行具合どんなもんよ?w 信人どう? 32%?w え?15% (フロアからの声を聞いて) 俺もそう思うよ! 51%」
インスタライブやファンストリーム配信のコメントでファンからのリクエストが多かった51%
バラードベストにも収録される程の人気があり
タイトルコールでどよめきが起こった
今のUVERworldが更に心地良く、優しく奏でた懐かしの一曲はこの日のハイライトと言っても過言では無かった
「さぁ、もうあっという間に14曲目だよ‼︎ぼさっとしてたら終わっちまうぞ‼︎次はメンバーからの音のメッセージ‼︎」
ANOMALY奏者
最新のUVERworldが創り出すグルーヴとサウンドを唯一無二のアレンジで奏でる
ライブハウスの距離感だとやはり演奏の迫力が増す
そして息を呑むようなサックスと電子音から始まるEDENへ
TAKUYA∞言葉を発さずとも自然と手が上がる
この一体感と壮大さで後半戦がスタート
「俺たちがステージで輝いてるように見えたなら次の瞬間これを思い出せ!俺たちも貴方達と同じ場所にいた!証明完了!Q.E.D.」
「そうだ!これは僕の言葉では無い、これは僕達の言葉!」
レスポンスの熱い2曲を連投
「まだまだこんなんじゃねぇだろ!まだやれんだろ⁉︎やれんだろ⁉︎行こうぜ!てめぇらを丸コゲにするくらい‼︎導火線に火をつける‼︎」
「ありがとうございました!俺の人生は間違い無く俺だけのもの、でも、この最高のバンドは貴方達の人生でもある‼︎ ラストソング………Theory‼︎」
あっという間に最後の曲、Theoryだ
いつもは最後に少しMCを挟み、噛み締めるようなフィナーレが多い中
この公演は後半戦の勢いそのままに突入した
それでも、それでもこのTheoryにはやはりグッと来るものがある
本当に楽しかったな、幸せだな
そんな気持ちが涙になって溢れてくる
多分、メンバーもきっと
特に最近のライブはそんな心情なのではないだろうか…………と勝手に思ってしまう
「ありがとうございました‼︎新しい時代に足跡付ける‼︎俺たちがUVERworld‼︎よろしくどうぞォォォォォォ‼︎」
まさに駆け抜けるようなライブだった
この勢いはメンバーの生誕祭含む各地のライブハウス公演や対バンを経て更に加速する
誰も見た事のないEDENへ向かって
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