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Photo by
h_hariko
自分の好きなところを教えてください
これは、子どもの図工の時間に作る双六に私が書いたコマだ。「スクワット10回」とか「猫の鳴きまねをする」と同列の、何気ない、コマに書いてある文章だ。
自分で書いたくせにこのコマにとまったわたしは、答えに詰まった。
きらいなところ、直した方がいいところなら、いつでもでてくる。「歯並びが悪い」「早口」「片付けができない」「出がけにバタバタする」など、容姿から性格までそれこそ枚挙にいとまがない。
ところが、どうだ。
「好きなところ」なんて言われても出てこない。「好き」だというからには「誇れる」ポイントとなのだよな?と念押しされている気になる。人と比較すればでてくるものもある。背は高い方だとか、打ち解けるのが早いとか、物おじせずに話せるだとか。
でもそれは「好き」なところなのだろうか。「誇れるもの」なのだろうか。
今、わたしがかかえているもやもやは「自分の好きなことろ」をみつけられいない、自分をポジティブにみられていない事に起因しているのではないだろうか。