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短歌の感想

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2022年6月の記事一覧

覆面短歌倶楽部 其の十六〜二十(感想)

◆其の十六お03
お花見の人に混じって見上げれば私も人に見えるだろうか/真島朱火

け01
「芸術家になったらいいよ」と静かなる声で君はまたわたしを許す/木村ハル

君は恋人なのかなぁ。最初は親かと思ったけど、親を君とは言わないかな、と。今まで何度も許されてきたのかな。
静かな声で言われる〈いいよ〉は少し怖い。

つ01
次はいつ会えるだろうか旧友を見送る駅はまだ凪いでいる/西鎮

初読で、西鎮さ

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