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スコットランド最南端にある蒸留所【ブラドノック/BLADNOCH】へ#72

ーーー2019.9.24号ーーー

どうも、2度チャレンジして行き損ねた蒸留所に、今日やっと行けるためテンションの上がっているヒデイシです。

ということで、ブラドノック蒸留所へ!

ここは1817年に建てられた古くからある蒸留所で、その名のとおり「ブラドノック川」のそばにそびえたっています。

スコットランドの数ある蒸留所の中で、ここブラドノックは、一番南、最南端にあるんです。

で、蒸留所ができてから何度か閉鎖や再開を繰り返し、2014年に破産申請してしまったんですが、2015年にオーストラリアの実業家の方が購入し、2017年からまた稼働が再開しているそう。

そんなブラドノック蒸留所とは、一体どんなところ何でしょうか?

早速、行ってみましょー!

泊まっているニュートンスチュワートからバスで20分ほど、

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ニュートンスチュワートで泊まっていた宿をしているご夫婦がとても温かい方で、いろいろ話をしました。当然、ウイスキーの話になりいいものがあるのと、ブラドノック蒸留所のデキャンタを見せてくれました。

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(そのデキャンタ)

他にもウイスキーのグッズをたくさん持っていて、コレクションしているんだそう。

チェックアウトの時に、日本人が泊まったとはあなたが初めてよと言われ、またそこから色々話をしてくれ、別れがどんどん惜しくなってきますが、バスの時間が近づいてきたので握手をして別れます。

ということで、

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(ブラドノック!)

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蒸留所のすぐ隣には、ブラドノック川が流れています。

では早速中に入り、ツアーの申しこみをしに行きましょう。

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(ビジターセンターのなか)

建物の外観からは歴史を感じますが、中に入ってしまうと新しさが全開です。

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(受付)

無事、申し込みを済ませ、ツアーが始まるまであと30分ほどあるので、中をうろついてみます。

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(隣の部屋はパネルがたくさん飾ってある)

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(ウイスキー)

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(サーフィンをしている動画が流れる)

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(ウイスキーの樽材からできたサーフボード)

オーストラリアが関係しているのか、サーフボードが樽材から作られていました。

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(カフェもある)

ではツアー開始です!

まずはモルトの粉砕の工程から、

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(ロバート ボビーのモルトミル)

この会社のモルトミルは初めて見るような気がします。どうやらアードベック蒸留所もここのものを使っているみたい。

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(ステンレス製マッシュタン)

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(の中)

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(アンダーバック)

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(オレゴンパイン製のウォッシュバック)

酵母は粉末状のものを使っていて、発酵時間は平均75時間とのこと。

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(酵母が浮いてる)

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(スチルは計4つ)

手前のストレートヘッド型のものがウォッシュスチルで、奥のバルジ(ボール)型のものがスピリットスチル

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(ウォッシュスチル)

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(スピリットスチル)

蒸留しているところだったんですが、フタが開いていて中を覗くことができました。

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(ウォッシュスチルの中)

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(スピリットスチルの中)

2回目の蒸留では、色がすっかり透明に近くなっていますね^_^

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(コンデンサーはシェル&チューブ)

次は第一貯蔵庫へ!

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(樽がずらり)

床がコンクリートというか、塩化ビニール製みたいな感じで、土じゃないのかなーと思っていると、この貯蔵庫だけこうしているんだそう。

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(再開した時に初めに詰めた樽もあった)

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外に出ると、ブラドノック川を引いている様子が見れます。昔は水車の引き込み口だったんだとか。

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(なんかゴブリンみたいなのがいらっしゃった)

では最後にテイスティング!

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(この3種類)

一番右の10年が面白く、香りも味わいもめちゃくちゃチョコレートでした🍫

ということで、ツアーは終了!

この蒸留所に行くのは、バスが来なかったり、定休日を勘違いしてたりと手こずりましたが、無事来れて良かったです。。

今日は明日、キャンベルタウンの蒸留所に行くため、5時間かけてグラスゴーへ北上!

では、今回は以上ですー!


素敵なウイスキーライフをお過ごしください🥃