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鹿だらけの島にある蒸留所【アイル オブ ジュラ/Isle of JURA】へ#78

ーーー2019.9.30号ーーー

どうも、泊まったホテルの部屋に電波が届かないため、電波の届くロビーで居座り続け鬱陶しがられているヒデイシです。

それはさておき、、

今日は「ジュラ蒸留所」へ行きます!

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ここは1810年にできた歴史のある蒸留所で、アイラ島のすぐとなりにあるジュラ島に建っています。

ジュラ島とアイラ島は、本当に目と鼻の先でフェリーに乗って5分ほどの距離。

そんなジュラ島ですが、人口が200人に対して、鹿が5000頭ほどいるそうです。ジュラとはバイキングの言葉で「鹿の島」という意味らしく、とにかく鹿だらけなのが特徴のよう。

では一体どんな蒸留所なんでしょうか?

早速行ってみましょー!

泊まっているポートアスケイグから、フェリーとバスで1時間半ほど、

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フェリーで渡った先からは、出発したポートアスケイグの港を目ではっきり見ることができます。ここからは小型のマイクロバスに乗って蒸留所へ、、

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(ジュラ蒸留所!)

白い壁に大きく「JURA」と書かれています。

で、実は、ジュラ蒸留所のツアーに参加するため事前にメールを送っていたのですが、てっきり参加できるだろうと思い込み、返信を見るのを忘れていたのをこの移動中に思い出しました。

バスの中で恐る恐るメールを開くと、、

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(なんてこった...。)

今日は蒸留所が空いてなくて、次の日なら案内できるよという旨のメールが届いているではありませんか。

ただ、もう着いてしまったので仕方ありません。オフィスに入り、短時間でいいので見せてもらえないか?とお願いしにいきます。

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(ビジターセンターの入口)

中に入ると、蒸留所の責任者であるマネージャーがいて、短い時間ならいいよと案内してくれるスタッフの方を呼んでくれました。

ありがたや。。

ということで、中を見せてもらいます!

まずは麦の粉砕から、、

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(赤いポーテウス製のモルトミル)

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(中はこんな感じだよーと張り紙が)

次は糖化の工程へ!

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(大きなステンレス製マッシュタン)

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(中はこんな感じ。まぜまぜ)

では次は発酵の工程へ!

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(マッシュタンがずらりと6つ)

発酵時間は54時間とのこと。

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(ステンレス製)

次は蒸留の工程へ!

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(大きなランタンヘッド型のポットスチルが4つ)

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(コンデンサーはシェル&チューブ式で外付)

次は樽詰めの工程へ!

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(木製のスピリットレシーバー)

ここで一旦、蒸留してできたスピリッツを貯めて、樽へと移されます。

ジュラ島で造られるウイスキーは、アイラ島のものとは全く違った個性だと知られていますが、工程自体はよく似ていて特別違ったことはしていません。

ですが、やはりジュラ蒸留所のウイスキーは、独特な甘みがじゅわーっと強いんですね。

その秘密は樽熟成によるものかなーなんて考えながら、土地によってできるウイスキーは違ってやっぱり面白いなーと思いました。

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(この部屋に樽の展示がある)

ということで、案内はここで終了!突然来てここまで見学させてもらえ、本当に有難い限りです。。

ちなみに貯蔵庫は、奥に大きなものが並んでいました。

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(貯蔵庫)

あと、このジュラ蒸留所の目の前にあるビーチがとても綺麗でした。テントを張っている方が何人もいたので、キャンプもできるんだと思います^_^

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(透き通る海)

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(テントが並ぶ)

外観が蒸留所とよく似ているジュラホテルたるものもありました。

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(ジュラホテル)

ということで、帰りのバスを待ちながら、残りの日程的に巡れるウイスキー蒸留所はここが最後になるかなと少し振り返ってみました。ほんとあっという間です。

今日はここからエジンバラまで一気に戻って、残りの5日間をどう過ごすか考えようかと、、

ということで、今回は以上ですー!


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(帰りのフェリー)


素敵なウイスキーライフをお過ごしください🥃