地方への転職


4/9-10は現在転職検討中で最終面接結果待ちの会社を下見しに行った。
コロナ禍では採用面接もオンラインが主流であるため、その企業がどんな土地柄に会社を構えているのかあまり見えてこない。
そこで思い切ってこれから住むかもしれない場所なのだから予め下見をしておこうと思い静岡県磐田市に向かった。
私は磐田市がある程度田舎であることはyoutubeなどの動画を通して知っていたつもりだった。少し田舎の方が生活のコストも低いし車を持って色々と行動できるしむしろメリットのほうが大きいのではないかと考えていた。
実際に浜松駅を降りてレンタカーを借りて磐田市に向かうと自分が想像していた以上に何もないことに気づく。
転職したら住むであろう寮も少し見学したが、周りには会社以外にコンビニがある程度でその他にはなにもない。
私は現在京都市に住んでおり少し外を歩けば若者がたくさん目に入る。
そんな生活が当たり前だと感じていたが、ここ磐田市ではそんな光景も当たり前ではない。
同期や友達と遊びたい(飲みたい)ときに会うことがどれだけ恵まれていることか今日初めて理解できた気がする。

私の同期は入社1年目で地方に出向となり田舎暮らしを強いられたが、2年経たずに辞めてしまった。なぜかと聞けば、「地方暮らしの苦悩は経験したやつにしかわからない、おれも旅行は好きだし住めばそれなりに楽しい生活を送れると感じていたが全くそんなことはない。会社も本社と違い昔からの古株の人がおおくその分マインドもアップデートされてない。中堅社員もおらず
ましてやこの人みたいになりたいというロールモデルの人は全くおらず、この場所で働くモチベーションは下がる一方。早めに見切りをつけて環境を変えることがベストだと判断した」と言われた。

やめた同期にそんなこを言われたが、初めて自分ごととしてその思いを理解することができた。私は地方転勤をなめていた。
デメリットはほとんどなく、むしろ手取りが増えメリットしかないくらいに思っていたがそんなことはないのだと。

下見をしていてよかった。私はまだまだ便利な街で暮らしていこうと思う。

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