(6/4日記)言葉はいつも足りない

なぜこんなにも、言葉が足りないのだろうと不思議な気持ちになる。そんなことがよくある。

なぜこんなにも、言い表せないのだろうと思うことがある。片方を追うと、片方に逃げられるような、キリのない感触がある。言葉を足すほどに間違っていく、ズレていく、そんな気さえする。

デッサンの線は書き足すほどに正確になっていくのだろうか。それともぼんやりとして、いつか真っ黒になってしまうのだろうか。どうなんだろうとか、たまに考える。あまり絵とかは得意じゃないから、詳しい肌の感触なんてものがない。

仕方がないから言葉を書き足す。どうしようもないくらいの間違いを繰り返しながら、音を鳴らし続ける。それしかできないのかもしれないと、思ったりもする。

そういった意味ではシンプルだ。ただ、どれだけ間違えたらいいのだろうか。そんな気持ちで途方に暮れる。

言葉にならないものを、言葉にならないままにしておくのは卑怯なことだと思っている時期もあった。全てではないが、今でもそんな気持ちがなくはない。

それでも言葉にする、音を、鳴らす。潔く、醜く、そしていつか、美しく。そんなイメージを持って、今日を生きている。

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