MOS試験、対策しておいて良かった

 これまで理工系で進んできたこともあり、私はある程度パソコンを使える。でも今まで資格に無頓着だったために対外的に指標にできるものを持っていなかった。
 今、再就職に向けて活動する中で「パソコン使える?」「ある程度は」みたいなやりとりが何度かあり、具体的にどれくらい使えるのかを説明するのが結構難しいと感じるようになってきた。
 そんなわけで参考になるかは微妙だが取り急ぎMOS(Microsoft Office Specialist)のExcelを受けてみたというわけだ。これで再就職の可能性が少しでも高まればと思っている。

 MOS Excelの無印で問われるのは大体以下の通り。
・Excel文書の体裁を整える
・sum、count、ifといった関数を使って処理を行う
・テーブルの設定や編集を行う
・グラフの作成や編集を行う

 普段からExcelを使う人にとっては馴染みのある内容になっている。といっても私は体系的に学んだことはなかったので、今回の試験に向けた勉強を通じて知識を網羅できたのは有意義だった。ページの区切り位置ってマウスで自由に動かせるんだね。

 普段からOfficeを使い慣れている人がMOSのために勉強すべきかどうかについては、私は勉強しておいた方が良いと思った。事務方が業務に使う内容が主なので、実験データを編集したり数値計算したりといった用途で主に使ってきた私のような人は補完できる部分が多いと思う。

 また、ブックオフでもいいからFOM出版の対策テキスト&問題集を手に入れて付属の模擬試験プログラムを使っておくと良い。試験画面が実際のものに近いため、ぶっつけ本番で試験会場に突撃して蓋を開けてみれば画面の見方が分からないなんて事態を防ぐことができる。

 実際に問題を解いていて思ったのは、問題の内容に答えることそれ自体よりも問題を正確に読み取る方が難しい試験だということだ。事前に対策をしていないと問題文を読んだ時に誤解してしまうことも多い。例えば作ったグラフを新規シートに移動しろと書いてあるから、新規シートをまず作ってグラフをカット&ペーストすればいいんでしょなんて安易なことを考えてしまう。採点はコンピューターが自動でするのであまり融通は利かないと思っておいた方が良い。そういった意味でも、事前の対策をしておくに越したことはないと思う。

 ちなみに私の試験結果は合格だった。その場で分かるのが有難い。予想よりちょっと良い点数だったので内心ニッコニコである。
 せっかくなのでこの勢いでWordも取りたいところだ。