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あきらめ

高校生活の大半を部活に捧げました。
選手の8割が高校入学時から競技を始めるような、マイナースポーツでした。
ゆえに、他の競技に比べて格段に、全国大会には出場しやすかったです。
実際に春の団体戦や冬のジュニアカップに出場したこともあります。

でもやっぱり、インターハイって特別な場所でした。

最終的な目標は、高3夏のインターハイ。
最後の半年は特に、そこにどう辿り着こうか、インターハイのトーナメントいかに登ろうか、という孤独な戦いでした。

受験勉強が本格化していく焦燥感、満足に結果を出せない不安、うまく練習できない焦り…
同期がいなかったことも相まって、肉体的にも精神的にもしんどい期間でした。

いざ決戦の日。
たかが県予選。敵の名前も弱点も、全部わかっているはずでした。


でも、インターハイには行けませんでした。
あと一歩、届きませんでした。


なぜ負けたのか、よくわかりません。未だに考えたくもありません。
ずるずる引きずって、大学受験も第一志望に届きませんでした。

私は所詮、こんな人間なんだな~と≪諦め≫がついてしまいました。
でも、この経験から、得たこともたくさんあります。
自己マネジメントや競技の研究方法、メンタルトレーニングなど、自分で試して、修正してきたからこそ自分なりの方法を構築しつつあります。

だから、インターハイにいけなくてもよかった、 

とは言えないけれど、自分に期待しないという諦めは、必要だったと思います。諦めたことで、肩の力を抜いて、前より生きやすくなったように思います。

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今年度のインターハイははじめて、中止になりましたね

大学でもできる、次を向こう! なんて大人は言うけれど、
やっぱりインターハイって特別で、ここで有終の美を飾る選手も、飛躍する選手もいるのだと思うと、率直に残念だし、悲しい…

挑戦して行けないのと、挑戦できないのでは、全く違う引退のはず。。

何かできたらいいなあ。


#部活の思い出

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