「即位礼正殿の儀」を観て:ひとりひとりの行動の積み重なりが、世相をつくる

 「即位礼正殿の儀」での天皇陛下のお言葉は、下記の内容で締めくくられていました。

国民の叡智とたゆみない努力によって、我が国が一層の発展を遂げ、国際社会の友好と平和、人類の福祉と繁栄に寄与することを切に希望いたします。

 TV番組の街頭インタビューでは「改めて、令和はどんな時代になって欲しいですか?」という質問をリポーターが道行く人に聞いていました。しかし陛下のお言葉通り、これからの時代を良くするのは国民ひとりひとりの智慧・考え方や努力・行動なのだと思います。
 例えば、電車で高齢の方や妊婦さんに声を掛けて席を譲る人がいて、席を譲られた人がお礼を言う。このやり取りがあると、その車両はどこか和やかな雰囲気になる気がします。そういう小さなことが積み重なって、やがては世相という大きなものを形成していくのではないでしょうか。

 かつて、アメリカのジョン・F・ケネディ第35代大統領は「国があなたに何をしてくれるかを問うのではなく、あなたが国に対して何ができるかを問うてほしい」と述べました。「凄い人達が時代を良くしてくれるだろう」と他人事には思わずに、たとえささやかなことでも主体的に行動することで、少しでもより良い国・社会の実現に貢献できたらと思います。

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