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急発達する低気圧が接近/新たな雪の情報を気象庁が提供開始

急発達する低気圧(爆弾低気圧)の接近

 急速に発達する低気圧、いわゆる爆弾低気圧が近付いています。明日は全国的に影響を受ける模様です。

天気図で確認しましょうか。今日の18時時点で日本海に998hPaの低気圧が位置しており、これが…

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明日の朝には980hPaまで発達しつつ、長い寒冷前線が北海道~本州・四国を通過して…

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最終的には970hPaまで発達見込みです。北海道付近では等圧線が密集します。

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 ウェザーニューズ社の記事によると、低気圧の中心に近い北海道では吹雪に要警戒とのことです。加えて、日本をすっぽりと覆うような長い寒冷前線が通過することもあり、広い範囲で気温が下がると共に冷たく強い風が吹くことが予想されています。

 また、NHKでは上空の寒気の状況を説明しつつ、交通への影響を呼び掛けています。自動車のタイヤ交換に勤しむ人の様子も紹介されています。昨シーズンも道路で車列が立ち往生したニュースがありましたね…。

気象庁による、積雪・降雪の新たな情報提供

 偶然かもしれませんが、ちょうど気象庁が降雪・積雪に関する新しい情報提供を開始しました。

 下記のページですね。積雪深については、今まではアメダス地点のみの「点的」なデータでしたが、今後は降水量のように「面的」なデータが分かるようになりました。気象レーダーやアメダスの観測値など、諸々の情報から約5㎞四方ごとに積雪深を推測する仕組みのようです。

 国土地理院の地図データ上に積雪深や降雪量が描画されます。気象庁のツイートにあるように、これによって長距離の交通ルートの選択に活用できそうですね。こんな感じです(数字はアメダス地点の積雪深)。

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 場所は少し違いますが更にズーム。標高や線路も描かれています。

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 陸運業界など、車で長距離移動する方々に特に役立つ情報かと思います。アメダスがあまり設置されていない山岳地帯の積雪深も推定できるので、冬山登山に向かう人も活用出来るかもしれません。

 自分が欲しい情報を適宜手に入れて、適切に行動したいですね。
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○ヘッダ画像:下記の気象庁Webサイトより取得。2019/11/13 22:15時点。

○本文中の天気図:下記の気象庁Webサイトより取得。2019/11/13 20:42時点。

○本文中の積雪深分布:下記の気象庁Webサイトより取得。2019/11/13 21:07時点。

他、文章作成にあたり気象庁Webサイトの下記ページを参照。2019/11/13 21:20閲覧。


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