《OPTION-Oからのコメント付き》【Lagom mini】コニカル刃×電動の答えはこれかもしれない【コーヒーミル】
なんとまあ驚きです。
先日、世界的コーヒーYouTuber(本業はバリスタ)からのお墨付きをもらったOPTION-O社の『Lagom P64』
洗練された見た目が大きな話題となりましたが、同社がまた大きな話題を呼びそうなコーヒーグラインダーを発売しました。
それがこちら
Lagom mini
この無駄のなさ。
OPTION-Oは引き算が上手なイメージがありますが、今回も極限までミニマルです。
【OPTION-O社 Haydenさんのコメント】
P64を購入した時から、OPTION-OのHaydenさんという方と何度かやり取りをしておりました。役職等は知りませんが、HPのニュースとかに名前が出てくるところを見ると代表くらいの方なのかな。
今回もnoteに載せることを了承いただいたうえでLagom miniについてコメントをもらいました。
ここに残しておきます。
コンセプトとターゲットについて
”Lagom miniはフィルター(日本でいうドリップとか)に特化したグラインダーとして設計した。ハイクオリティなグラインダーは欲しい、一方で置く場所に困っているという人に向けたものだ。
ターゲットとして想像していたのは、「現状は手挽きを楽しんでいるが、少ししんどくなった」という人。そういう人たちにとって、Lagom miniは最適解になりうる。サイズはハンドグラインダーとそう変わらないのに、断然使いやすいからね。”
ずいぶん小さいけど浅煎りは挽けるの?
”Lagom miniは浅煎りも問題なく挽ける。たくさんテストを重ねたし、なんならお米でテストしたこともあるくらいだ。完璧にコメを砕ききってたよ。”
気になったので手挽きミルでお米を挽いてみました。(お米の神様ごめんなさい)
感触としてはがっつり浅煎りの豆とちょうど同じくらいの硬さ。
これが完璧に砕けるなら浅煎りも問題なさそうですね。
どんなグラインダーなんだ
2021/3/12現在では受注が始まったばかりであり、実物のレビューはこの世にはありませんが、商品ページから分かることと私の印象をまとめていきます。
スペック・仕様
ポアオーバーやフレンチプレスなど粗目の粉を使う抽出用
エスプレッソには使わないと、商品ページにはっきりと記載があります。
価格:319ドル(現在セールで279ドル!)※3月18日売り切れ中
電動グラインダーとしては安いです。
位置づけとしては電動グラインダーのエントリーモデルといえるでしょう。
カリタのナイスカットGより余裕で安いです。
ランクや位置づけでいうとWilfaやCoresより少し上のあたりになるのかなと思います。
38mm チタンコーティング コニカル刃
Lagom miniはコニカル刃の電動グラインダーとなっています。
使用されている刃は粗めの粒度に強い形状の刃。
形だけでいえばタイムモアのC2とかと同じです。
こんな形(画像はタイムモアC1のもの)
ただ、チタンコーティングが施されています。
これにより、刃の耐久性が増しているようです。
説明文によると、1200㎏は耐えられるとのこと。
無段階調節
これ、やばいです。
一般的な常識として、3万円程度の電動グラインダーで一番ネックになるのが、粒度調節のおおざっぱさです。
例えば、22,000円のCoresは10段階
24,200円のWilfa Svartは17段階
Amazon価格35,800円のナイスカットGは15段階です。
この段数で細目から粗挽きまでをカバーしなれけばならないので、一段あたりの変動幅は大きくなりがちです。
まあ、たぶん困らないんでしょうけど。
ところが、Lagom miniは無段階なので、無限に変えられます。
しかも、見てほしいのが数字の並び
Lagom P64から改良されていますね。
P64では数字の大小と粉径の大小があべこべでしたが、miniではしっかり改善されていました。
めちゃくちゃ小さい
一番のポイントはここ。
HPでも
Super compact and light-weight - the most compact electric coffee grinder on the market!
とアピールされています。
サイズは (W×D×H): 65 × 95× 240 mm
横幅はiPhone SE2と同じくらい。
奥行きはSE2よりも小さいです。
高さは500mlのペットボトルより2,3cm高いくらい。
まじか。
日本でも買えるのか
電圧を調整する?アダプターが付属しているため、日本の100Vコンセントでも使用可能です。
しかも、日本のコンセント形状とマッチする2ピンのプラグを選択できるため、別途変換プラグなどを用意する必要がないと思われます。
(もっとも、選択できるUS仕様の2ピンプラグは、日本のものと若干形状が異なる可能性もあります。)
また、日本への送料は55ドルから。
※2022年追記
これとても大事なことです。
今はR&D Espresso Labさんという企業が日本の代理店をしてくださっています。
痒いところに手が届く、とても良いお仕事をしてくださっているので、要チェックです!!
まとめ
粉受けが磁石で固定されるとか、Apple Payで支払いができるとか、言いたいことはたくさんありますが、まとめに入ります。
一言でいうなら、同価格帯で最も優れたグラインダーといえると思います。
コーヒーを始めて最初に買う電動グラインダーとして価格面での敷居はさげつつも、機能では絶対に妥協しない。
コニカル刃と、それを回す機能を突き詰め、それ以外は排した。
コニカル刃の電動グラインダーを洗練させて行き着く先がこういう形なのかなと思います。
眼福です。ありがとう。
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