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元スワンズ、テオ・クルタランの現在

ひょんなことから、Walton & Hersham FC (ウォルトン・アンド・ハーシャムFC) という縁もゆかりもないクラブを応援するようになった日本人です。
クラブの最新情報や試合結果、その他ノンリーグの情報などを発信していきます。


今回は、昨シーズン後半にスワンズに所属し、7部昇格に貢献したTeo Kurtaran (テオ・クルタラン) の現在について書いていきます。

テオ・クルタランは、巧みなボールコントロールと長短のパスで攻撃のリズムを作る一方、ハードワークも厭わない現代的なセントラルMFで、「トルコのイニエスタ」と呼ばれたり呼ばれなかったりしています。
私がスワンズの試合を観戦したあと写真を撮ってもらったこともあって、その去就を注目していました。

そして7月、彼がリーグ1 (実質3部) のブリストル・ローヴァーズでトライアルを受けており、高く評価されていることを記したネット記事を発見。
私のnoteでも紹介しました。

8月には契約間近という情報が流れ、私もテオがローヴァーズの一員となる日を楽しみにしていました。
しかし、待てど暮らせど契約終結の一報は届きません。季節はすっかり秋になってしまいました。

そんな中、ブリストルのローカルメディア「Bristol Live」でこんな記事を発見しました。タイトルはまさしく

テオ・クルタラン 数奇な人生 〜なぜローヴァーズは彼と契約しなかったのか〜

(KurtaranではなくKurturanになっていますが、大目に見ましょう)

とても長いので、契約目前になってからの流れを要約します。

ローヴァーズは契約をオファーしようとした。

テオの前所属クラブであるWalton & HershamとHutnik Warszawa (スワンズの前に所属していたポーランドのクラブ) に、トレーニング補償金を支払う必要があることが判明した。
(※FIFAの規定では、選手が初めてプロ契約を結ぶ際、前所属のクラブにトレーニング補償金を支払うように定められている。今回がテオにとって初めてのプロ契約となるはずだった)

Walton & Hershamとの交渉はすぐに合意に達したが、Hutnik Warszawaとの交渉は難航した。

テオがトレーニング中に足首を負傷した。

ローヴァーズがテオと同じポジションの選手を2人獲得した。

テオは比較的早く怪我から復帰したものの、選手層がより厚くなったうえ、依然としてHutnik Warszawaとの交渉が難航している状況もあり、ローヴァーズにとってテオと契約する積極的な理由がなくなった。

よってまだ契約を結んでいない。


ということで、かなりややこしい状況のようです。
なお、テオはローヴァーズでトライアルを受ける前、他のリーグ1のクラブからもトライアルのオファーがあったそうです。その中でローヴァーズを選んだのですが、こういう事態に陥っているということで

「これやったら他のクラブ選んどいたらよかったやん、、」

という不満があることも書かれていました。


以上、現在のテオとローヴァーズの状況を述べている記事を紹介しましたが、肝心の「今どのクラブでトレーニングしているのか」は書かれていませんでした。
ローヴァーズでトレーニングを続けているのか、それとも他のクラブでトライアルを受けている最中なのか、、
最終的にどうなるかはわかりませんが、どこかで再びテオのプレーを見れることを祈っています!

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