ACと演劇

演劇は協調性、責任、個性に加えて、感情が何よりも求められる。
劇中の登場人物は1人の人間だ。

ACは人間でありながら人間でない。自分以外のために自分の感情を押さえつけた人間だ。本当は持って当たり前のものを持てないでいる。そんなACが1人の人間を演じることで、自分の人間性も取り戻されていくのではないかと思う。
演劇では、良くも悪くも感情を出すことが強いられる。演じることが自分の延長線上にあるのなら、感情を出せないACの延長線上には誰もいない。しかし、ACは不治の病ではない。ACも演じようとすることで、感情を出そうとする。

『やがて君になる』で燈子は演劇を始める。

自己を取り戻すとは新しい自分の発見とも言い換えられる。

兎にも角にも、ACと演劇には特別な関係があると思う。手段としての演劇はありよりのアリーベデルチ!

以上です。


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