【インタビュー】歩ける彼を知らない私、歩けた頃を忘れられない彼
脊髄損傷で車椅子ユーザーの彼との性生活に悩んだという、愛美さん(仮名・22歳)愛美さんと車椅子の彼、その恋の行方は?
(性的な表現があるため、有料とさせていただきます。)
ーーー出会いについて教えて頂けますか?
愛美さん:彼と出会ったのはエレベーター待ちをしていた時でした。スタイリッシュな車椅子に乗る彼に、思わず「その車椅子、かっこいいですね。」と話しかけたことが切っ掛けでした。
そんなこと言ってくる人なんて珍しいですねって。そこからお話して、意気投合して。LINEを交換し連絡を取り合うようになりました。
何度か飲みに行くようになり、ある時彼から告白され付き合うことになりました。
歳がひと回り以上も離れていて話も面白く、お兄さんみたいに優しいところに惹かれて、私も好きになっていました。頼り甲斐がある人がすきなんですよ(笑)
ーーー彼の障害については?
愛美さん:彼は10代の頃のバイク事故で脊髄を損傷し、おへそから下は完全麻痺でした。
障害について怯むとか戸惑うとかは不思議と全くなかったです。
最初こそ、手を貸すべきか迷ったりどうしたらいいかな?って思う時もありましたが、そんなこと関係なく彼の人柄に惹かれて行きました。
何でも自分でこなせてしまう人で、障害があるなんて忘れてしまうくらいにいつもリードしてくれていましたね。
ーーーどのようなリードを?
愛美さん:例えばご飯に行くにしても必ず車で迎えに来てくれました。私は優柔不断なところがあって、色んなことがなかなか決めれません。
ごはんに行くと「これとこれは?」と私の好きそうなものを提案してくれたり、行く先も「俺に任せて」というタイプで、気配りもよくできる人だったので一緒に居て楽でしたね。
ーーー今、性やSEXについてのお話をお聞きしているのですが、愛美さんにももう少し深い話をお聞きしてもいいですか?
愛美さん:彼とのSEXの話ですか?実は彼と最近お別れしたんですが、その理由がSEXだったんです。それで彼の気持ちがわかってしまったというか、結局は私が怯んだことになるのかな?
彼は「胸椎の下の方を受傷してしまったから勃たないんだ」と、いつも行為に及ぶ時は頑なに下は脱ぎたがりませんでした。
友だちの脊損が海外製の勃起薬を個人輸入して飲んでぶっ倒れただの、バイアグラだとどうだの違う薬だとどうだのと、勃起薬の話もしていましたが私はそこまでしなくてもいいのかな?って思っていました。
排泄の失敗も気にしてるんだろうなと、特に私から脱いで欲しいと言うこともありませんでした。
だから行為は彼の上半身とということになりますね(笑)
ーーー具体的にはどんな風に行為を?
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