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Humans of 関大国際部 Vol.3

Message from KU Staff シリーズ、交換派遣留学担当の西脇さんに引き続き、今回は1年目新入職員(海外留学奨学金担当)の竹内からメッセージを送ります。

こんにちは。国際部スタッフの竹内です。今年の3月に関西大学文学部(英米文化専修)を卒業しました。
この4月に入職したばかりで、つい3ヵ月ほど前までみなさんと同じ学生でした。こんな状況ですので、例年この時期の国際部の賑わいを実感できず、学生の皆さんと関わる仕事がしたいと思って職員を目指してきた私にとって、とてももどかしい日々が続いています。
職員になって3ヵ月の私がメッセージを送るのはとてもおこがましいですが、少しでもみなさんへのエールになればと思います。

まず私の留学経験についてですが、私は学生時代に短期、長期合わせて2度の留学を経験しました。
まず1回目は、1年生の春休みを利用して行った、韓国・成均館大学への1ヵ月の短期留学です。
私は中学1年生のころ、K-POPにハマり、そこから独学で韓国語の勉強を続けていました。
ずっと自己流で勉強する楽しさもあったのですが、「韓国人から韓国語を習ってみたい」という思いが強くなり、自分で留学エージェントを探し、短期留学に挑戦しました。
日本にいる時は、実際に現地の人と話す機会があまりなかったものの、韓国の歌やバラエティで話している内容は7~8割程度理解できている状態だったので、日常生活での会話に苦労することはほとんどなく、むしろ「自分の今まで勉強してきたものを発揮する時が来た!」といわんばかりの自信に溢れていたように思います。
現地の方はみなさん優しくて私の韓国語をほめてくれたので、さらなる自信に繋がりました。
韓国留学は短期とはいえ、とても充実した「大成功の留学」になりました。

〈短期課程修了式にて〉

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〈韓服を着て昌徳宮を散策〉

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そして2回目の留学についてですが、2年生の秋学期から1学期間、静宜大学特別プログラムを利用し、台湾の静宜大学に留学しました。
きっかけは、第二外国語で中国語を選択し、勉強する中でもっと中国語を勉強したいと思ったこと、そして、語学要件のしばりがなく、そのうえで専門科目を学べるこのプログラムの魅力をガイダンスで知ったからです。
前々から、費用や治安などを考え、アジア圏への留学を考えていた私にとって、台湾というディスティネーションはとても魅力的でした。
親も台湾への留学を後押ししてくれたこともあり、いざ台湾へ飛び立ったのですが…。
私は中国語がほとんどできませんでした(笑)「ニーハオ、謝謝」そして自分の名前が限界でした。
もちろん台湾に行く前から実力不足であることはわかっていましたが、「何とかなる精神」で乗り越えられると甘く考えていました。
初日の晩ご飯を注文するのも一苦労するほどで、かなり焦りを感じたのを覚えています。
いざ授業が始まっても、先生の言っていることがほとんど聞き取れず、かなりへこみましたし、韓国留学時の自信は完全に消えていました。
このままでは「大失敗の留学」になってしまうと感じた私は、生活を一変させました。

具体的には
〇授業後必ずその日の復習をする(毎日!)
〇一人で出かける(誰にも頼れない状況を作って自分の語学力だけでいろんなことがしたかったから)
〇現地のバレーボールサークルに入る(現地の学生とバレーボールを通じて交流)などなど

どれも自分にとってプラスになり、日々聞き取れる単語が増えること、自分の言葉が現地の人に通じることが楽しく、授業中もその後の復習にもより一層やる気を持って取り組むようになりました。
自分が当時頑張って勉強をしていたノートは宝物ですし、今でも見返すと頑張ろうと思えます。

〈当時復習していたノートの一部〉

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静宜大学のいいところは、とにかく留学生に対するサポートが手厚いということです。
到着したばかりのころ、入寮、履修登録、日用品の調達まで、あらゆる面でサポートしてもらえ、とても安心できました。
また日本語学科の学生との交流が多く、日本に興味のある学生と触れ合うことで、改めて日本の魅力に気づくことができました。

韓国留学とは違い、最初からうまくいったわけではありませんでしたが、マイナスから這い上がる根性を身につけられたと思います。
静宜大学での5か月間は、人生で一番向上心をもって自分自身を成長させることができた、特別な時間でした。

〈バレーサークルの仲間たちと〉

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〈中国語のクラスメンバーと〉

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〈スクールフェスティバルにて〉

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写真からも伝わるかとは思いますが、本当に楽しく充実した、かけがえのない時間を過ごすことができ、この先の人生で絶対に色褪せることのない、すばらしい思い出になりました。

この経験から、たくさんの学生に留学に行って「自分の成長」を実感してもらいたい、人生の大きな財産となる時間を過ごしてほしいという思いから
母校である関西大学の事務職員を志しました。そしてとてつもなく運よく、今自分の希望していた国際部で勤務することができています。
1年前私が就職活動で心がけていたことは「想像力」です。
自分がどうなりたいか、将来どうなっていたいかを想像し、自己分析することを大切にしていました。
これに限らず、みなさんにも自分だけの信念を持つことを大切にしてほしいと思います。誰も予測できなかったパンデミックで、いろんな計画が思い通りにならず苦労されていることかと思いますが、常に自分の未来についていいイメージを持ち続け、モチベーションを維持して、いろんなことにチャレンジしてください!応援しています!

#関大国際部 #messagefromkustaff