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トサカ
2020年5月8日 02:05
あらすじ 物語というよりはある動物についての観察記と呼べるかもしれない。主人公が父から譲り受けたのは、頭と爪が猫で、胴体と大きさは羊という、猫とも羊とも区別のつかない一匹の動物だった。 この動物はまた猫とも羊とも、仲良くしない。そして猫の頭をしているくせに、ネズミには尻込みする。なぜか子羊には襲い掛かる。鋭い爪を持っているのに、鶏をつかまえるのが苦手だ。 ところで主人公と心を通わせる節があるの
2020年5月1日 18:28
この世は理不尽だらけだ。会社で上司にいわれのないことで怒られたり、客先で無理難題な要求を迫られることもある。ようやく帰路に着こうとしたところで、赤ら顔の酔っ払いに突き飛ばされる。家に帰ったところで、外で食べてくればいいのに、とあしらわれる。 もうこんな世の中たくさんだ!と頭をよぎることもあるだろう。 そんな思いを抱えたのはどうも現代のサラリーマンに限らないらしい。カフカの生きた時代、20世紀