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W杯の記憶と言えば…

W杯の思い出と言えば、個人的にはどうしても82年のスペインW杯。

当時はジーコ、ファルカン、ソクラテス、トニーニョ・セレーゾのブラジル黄金のカルテットが注目を浴びていており、サッカーはブラジルにしかないと高橋陽一先生に叩き込まれた四国の片田舎に住む子どもとしては、もちろんブラジルを応援!

お気に入りの選手はジーコじゃなくソクラテス。

単純に医師の免許を持ったプロサッカー選手という肩書きだけで小学生には二重のスゲー!でその肩書きだけでハートを鷲掴みにされただけなんだけどねw

でもすごくないか?医師の免許を持ったプロサッカー選手って後にも先にもソクラテスしかいないんじゃないか?(調べてない)

ま、他の3人もすごかったし、そもそもブラジル代表ってだけですごいし、その黄金のカルテットのおかげでこの大会も優勝候補という。四国の片田舎にすむ小学生が熱を上げてもまったく当然という感じであった。

って言うか当時、海外サッカーの情報なんてツキイチ発刊のサッカーマガジンぐらいしかなかったし、四国の片田舎(3度目ちょっとしつこい)だと三菱ダイヤモンドサッカーなんて存在すら知らなかったし、サッカーの映像なんてホントW杯のときぐらいしかなかったんじゃないかな?

ん?いまちょっと気になったんだけど、スペイン大会って1982年。ってことは、俺は当時12歳。早生まれだらか小学6年生だと思ってたけど、中一だったのか?(50を過ぎて初めて気がつく)いやずーっと小学生だと思ってたよ。マジか!

んで、じゃあどんだけ黄金のカルテットがすごかったのか?っていうと覚えてない…。もうさ38とか39年ぐらい昔の話だぜ、覚えてる方がすごいよ。

ただ、2人だけどうしても忘れられない選手がいるんだよ。これでも(覚えてるやないか!)

ひとりはあのマラドーナ。ひとりは知る人ぞ知るパオロ・ロッシ。

目を見張るようなドロップキック!

マラドーナのことを当時どう思っていたのか思い出せないんだけど(結局覚えてない)、鮮明に覚えているのがブラジル戦。

試合中に味方が倒された瞬間に倒したブラジル選手をドロップキックで一閃!

この味方の選手が倒されてから、ドロップキックでブラジル選手を倒して、レッドカードを受けてうなだれながらピッチを出るときに十字を切る仕草までの一連の映像が頭の片隅にこびりついてて忘れられない。

こびりついてる割には実際の過去の映像をちょっと見直したら、なんかイメージ違うかも?まぁきっと今見てる映像は時間も経ってるから誰かが編集したことにしておこうw

当時、W杯の感想文を書いて学校で発表した気がするんだけど、マラドーナのチームメイト思いのところとキリシタン(古い)の十字を切るのが印象的だったと書いた気がする(どんな作文)。

まぁ実際はブラジル戦前も含めて反則を受けまくってイライラしてたマラドーナが単に我慢の限界を超えてやっちまったっていうのが実情だろうが、なんとなく自分の脳内には上のようなマラドーナ像ができあがっていた。

なのでその後マラドーナがどんな悪いことやっても、いやヤツはホントはいいヤツなんだよ。って思ってしまうw

カナリア軍団を地獄に落とした悪い奴

もう、一方的にね。ヤツは悪党だったと言いたい。いい張りたい!

上に書いたように、この頃はもうカナリア軍団のファンでソクラテス推しであった少年にとってはマラドーナがものすごく印象に残っていたとしてそれはブラジル戦での出来事であり。結局、その試合はマラドーナの退場もありブラジルが勝利(3-1)で終わっていたので問題もなく自然に気持ちは次戦へ。

相手はイタリア。まぁ一次リーグもなんとか2位で突破したぐらいだし、たいしたこともなくブラジルの楽勝だろうと思っていたら、絶不調だったはずのロッシがハットトリックでブラジルを奈落の底へ。

ひょろっちょろい色白の優男で、相変わらずあらかじめまったくなんの知識も持っていなかった少年にとって一生忘れることのない名前になるなんて想像すらできなかった。

だってさ、スペインW杯よりも相当後から始まったJリーグの記念すべき初得点選手(みんな覚えてるか?マイヤーって言うんだぜ)の名前ですら、時々思い出せずにあのオランダ人の名前なんだっけ?ってなるのにもっと昔の40年弱前の選手の名前は未だに覚えている。

っていうかJリーグって始まってあと数年で30回なの?始まった頃って大学卒業して社会人なりたてのころなのに、そりゃ俺も歳とるか…。

ところで当時のヴェルディってなんでマイヤー獲得したんだろう?ゴリゴリのブラジルサッカーやってたのに、ある日突然オランダ人なんて。これはホント個人的なJの七不思議のひとつである(残りの6個はこれから考えるから質問しないように)。

話が戻り過ぎたんだけど、やっぱりそれでもパオロ・ロッシの名前はしっかりと脳裏に刻み込まれている。それだけインパクトあったんだもの。前述した作文にもロッシの八百長事件のこととか調べて(調べるほど文献は手元にないはず)、こいつは八百長事件をやるぐらいの悪者だったのだ!と発表した記憶もある。

っていうか、この作文読んでみたい。何書いてたんだ?ってのと何発表してるんだ?俺というwww。でも記憶にあるのよw

その後ロッシの活躍でイタリアの快進撃も優勝まで続くという結果になっているけれど、その辺りの記憶はまったくないから、最後まで見たのかブラジルがいなくなったから観ることを諦めたのかはわからない。

まぁ印象に残るW杯というとこの2つのことが思い出されるのであった(試合のこと覚えてないけど)。


マラドーナは2020年11月に、パオロ・ロッシはひと月違いの2020年12月に、ソクラテスはもっと早く2011年12月にすでに鬼籍に入られている。思い入れのある選手がいないもの寂しいものですね。


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