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(第九章)アルトコインの探し方とSCAM(詐欺)の見分け方

アルトコインとは第一章でもご説明しましたが、ビットコイン以外の暗号資産のことです。そのアルトコインの中でも時価総額が低く未だ知名度が低いいものが草コインと呼ばれています。メジャーな仮想通貨がローリスク・ローリタンと定義するならば草コインはハイリスク・ハイリターンです。      また、仮想通貨全体に言えることですが、SCAM(詐欺)は日常茶飯事であり、開発者が資金を持ち逃げしたり、チームが保有しているトークンを販売し利益を得て契約を放棄する・投資家が購入したものはいいものの販売することができない(ハニーポットともいわれています)事がある等様々です。何事においても100%を防ぐことはできませんが、ここではハイリスクといわれる部分にフォーカスし、なるべく詐欺を回避できるようどこをチェックしたら良いか等を解説したいと思います。

アルトコインの探し方

ここではアルトコインの探し方について解説します。探すことができなければ購入することができないので常にアンテナを張ることが重要です。CoinMarket Cap(CMC)を例に検索してみましょう。

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メニューバーの「仮想通貨」にマウスを合わせると「ランキング」、「最近追加されたコイン」等が表示されました。「注目のコイン」を選択してみます。

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「最大の価格上昇」の1位が気になるので「NinjaFloki」を選択します。

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オレンジ枠に、ウェブサイト、BscScan、Twitter、ホワイトペーパー、契約アドレスが表示されていることが確認できます。ここから自分なりに調査し、購入するかどうかの判断基準として採用するのも良いでしょう。

CMCに続いてCoinGeckoも人気リストサイトの一つです。

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使い方はほとんど同じなので参考にしてみてください。

その他、CoinSniperやNomics、CoinAlpha等様々なリストサイトが存在し、数え切れないほどのコイン・トークン数があります。また、CMCやCGにリストされているから大丈夫!ということはありません。この中にも詐欺を行っていたり、計画している開発者もいることは拭いきれないため自分自身で調べることも重要です。

https://coinsniper.net/

https://www.reddit.com/r/CryptoMoonShots/


SCAM(詐欺)を見極めるためにチェックすべき項目

・契約が放棄されていないか(renounced)
・LPは十分な期間ロックされているか(lp lock)
・買いだけでなく売られていることも確認できるか
・開発者の本人確認、監査、顔出しは済んでいるか(KYC / Audit / Doxxed)
・Website/Twitterアカウントは存在し定期的に更新されているか
・ロードマップの計画をスケジュール通りに実行しているか
・ホワイトペーパー(開発経緯やトークンの利点・どのような技術を採用しているのか等様々な情報が書かれています。)が存在するか

上記だけはなく思い当たる節がある場合はチェックしていくことがお勧めです。

LP(Liquidity Provider:流動性提供者)のlockについて

まず、トークンが販売される仕組みについて少し理解する必要があるため解説します。開発者やチームがトークン開発後、BSCの場合はPancakeSwapにLP(Liquidity Provider:流動性提供者)を提供します。投資家がトークンを購入できるように、PancakeSwapに開発したトークンの在庫を詰める作業です。このLPですが、開発者側が勝手に動かすことができないようにかつ投資家に安心して購入してもらえるようにロックすることが一般的です。ロックには期間が存在し、短いもので数時間・長いもので100年等開発者側の意向により決定されます。仮にロックされていない場合、以前の記事で紹介したPoocoinや他ツールで確認することができます。

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↑ LPがアンロックされている場合のPoocoin表示例

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上記のどちらも検索フォームに契約アドレスを貼り付け、検索するどの程度信頼できるかチェックすることが可能です。

ではBSCheckを使って確認してみます。対象はこれまで登場しているCheemsInuとします。検索フォームに契約アドレスを入れて実行します。

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Warning:警告が表示されました。購入・販売のシュミレーションは上手くいっているようです。ただ販売手数料が15%と他に比べて安くはないため高いよとアラートを出しているようです。続いてスクロールしていきます。

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契約は放棄されていないようです。

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LPも問題なさそうです。 99.9578% burned or lockedと記載されています。burnとは燃焼を意味し、開発者がトークンをburnすることで供給量を削減しトークンの希少価値を高める際に行われることが多いです。burnすると価格が上昇するメリットがあります。burnまたはロックされているとのことですので安心できそうです。しかし、絶対に防げることはありませんので参考程度に。

サポートしていただけると感激します。よろしくお願いします。