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旅のノート1 「特急ひたちで仙台〜酒田で白崎映美還暦大感謝祭〜仙台から新幹線やまびこ 2022.11.18-20 その3」

体育の授業が大嫌いで、運動会やスポーツ競技に血道をあげる人々の気持ちが理解できなかった。最近のオリンピックでさえ無関心だった私は、リウマチが発症してからというもの、「いつか歩けなくなるかもしれない」と恐れを抱いてしまい、積極的にウォーキングだのラジオ体操だの、運動をするようになった。おかげで、慢性的だった腰痛もなくなったし、徐々に体重も適切な数値に近づいている。
今のところ、薬が効いていて、関節痛や指などの変形はなく、何不自由ない生活を送っている。治らない病気なので、一生、付き合っていかなくてはならない。
病になってから、身体を動かす重要さに気づくなんて間抜け過ぎるよ、本当に。運動すると、身体の調子が良くなる実感があり、気力も湧いてくることが分かってうれしい。
所詮、人間も動物の端くれ。動かないと生きていけないのだ。

<第3日目、最終日 酒田から仙台、のんびりとやまびこで帰る>
ちょっと早起きしてチェックアウト後、酒田を散策。
まずはホテルを出てすぐの山居倉庫を歩いた。

なんて絵になる風景なの!
途中に神社があったのでお参り。
素敵だわ〜

商店街などの街並みを眺めつつ、酒田駅前のおしゃれな庄内バスターミナルへ到着。10分前に着いたはずなのに、やけに静かで人がいない。
なんで?
もしや、、、
バッグの中からチケットを取り出し、確認した途端、落胆した。
発車時刻を間違えて、8時35分発車と思い込んでいたのだ。

ガビーン!
正しくは8時20分。
25分に余裕ぶっこいて着いた時にはすでに、バスは走り去っていたのね。
気を取り直し、9時オープンの受付カウンターを待ち、次の便の乗車券を購入して事なきを得た。

ああ、幻のバス切符。

仙台駅前のバスターミナルに着いたのは午後1時半過ぎ。コインロッカーを探すのに難儀したが、なんとか見つけて荷物を放り込み、いざ、仙台散歩の旅。
必ず立ち寄る「味の太助」は、牛たん定食の元祖。いつもは列が長くて、待てずに諦めていたが、幸運にも数組しか並んでいなかった。

わーい! 8人しか並んでない、ラッキー!
ここの牛たんは柔らかくておいしい。テールスープも絶品。
仙台・国分町の一角にある老舗。

食後、ちょっとコーヒーブレイクしたくて、カフェを探した。「味の太助」の近くに「ホシヤマ珈琲店」を見つけ、しばしのんびり。ケーキセットの高価なお値段に驚いたけれど、ウエイターの上品で丁寧な接客とお店の雰囲気、そしてコーヒーとケーキのおいしさを味わって納得。本来なら、この価格設定が妥当なのかもね。

落ち着いた素敵な時間を過ごせてよかった〜

散策して気づいた。
一番町通りやクリスタル通り(昔は中央通りと呼んでいた)の裏路地には、おしゃれな雑貨屋さんやカッコイイ古着屋さんが並んで、いい感じに変わっていた。
皆さんご存知ないと思われるが、仙台は意外と着倒れ文化が根付いているのだ。インテリアや雑貨もおしゃれなのが好きである。大都市と比べたら少ないけれど、センスの良いカフェやレストランもあって、そんなところが仙台の魅力の一つかな。
サンモール一番町を東北大学方面へ進むと、壱弐参(いろは)横丁にエスニックな雑貨屋さんを発見。思わず、個性的なストールを購入。今回、マフラーやストールを忘れてしまったので、やや風邪をひきかけていた。1日目に買えばよかったと反省。

夕方の新幹線発車時刻をしっかり確かめ、2時間前に仙台駅に到着。新しくなった駅をぐるぐる歩いて、いろんなお店を見て回った。懐かしさをほとんど感じない、都会の駅になってしまった。寂しいけど、これも世の流れなのね。
新幹線の改札を初めてSUICAで通った。ネットチケットだったので、もし通れなかったら、、、と一瞬ドキドキした。
レストランフロアに行ってビックリ、と同時に少々呆れたのが、牛たん屋とお寿司屋しかなかったところ。この偏り方っておかしい、酷いと思った。
ムカつきながら、コンビニでビールやサンドイッチを買い求め、やまびこに乗って帰宅した。

仙台味噌かつサンドは独特のお味でうまかった。ビールもね。

品川駅より、特急ひたちで常磐線を北上してお墓参り、仙台で1泊、バスで酒田へ、白崎映美還暦大感謝祭に参加、酒田に1泊、仙台へバス移動、仙台散歩、やまびこで帰るという短い旅だった。私らしく、ズッコケシーンもありつつの3日間を過ごせて、とても楽しかった。また、旅に出たいな。

++++++++++ おわり++++++++++

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