【#5】 京杭大運河を掘り下げる。

こんにちは!
今回は、第5回目の定期Zoom会について取り上げていきます!
スタート時は「好きな世界遺産を紹介する」という名目でやっていましたが、次第に内容にも幅が生まれてきました。

多様な視点とオリジナリティを大切にしていきたいですね。

かなり興味深く、面白い内容でした!
話題を提供してくださったのは伯井さんです。
物件の歴史を中心に、話題を展開するといった形がこれまた、新しい!

では、中身を取り上げていきます。

京杭の大運河について

「京杭(けいこう)」の字がなかなか変換されないので、レポートの執筆に、いつもより時間がかかりました👊

京杭大運河は、中国の東部から中央部の平原を縦断する運河です。
世界遺産の対象となっているのは、1011kmの運河と関連遺産58ヶ所です。

画像1

出典:https://www.bs-tvtokyo.co.jp/keikoudaiunga/

開削が始まったのは紀元前5世紀と考えられています。
後7世紀、隋の煬帝の時代に連結されました。

特に、7世紀は、大きな運河が次々と開削され、穀物や物産の流通が盛んになりました。

運河は、当時の中国の経済的繁栄、文化交流を大きく支えたものの、開削事業が隋の経済を圧迫し、民衆への負担を強いたことで、隋は倒されることになりました。

内容に少し触れるよ!

伯井さんには、この物件の歴史を語る中で、いろんなトピックを取り上げていただきましたが、今回は一部のみ、超簡単に触れます。

大運河が連結された隋の時代に生まれたとされるのが科挙です。
科挙は、隋の時代から約1300年にわたって行われた官僚登用試験です。

この科挙に関連する日本の文学作品として、中島敦さんの『山月記』があります。「人虎伝」が元とされるこの作品は、中島さんの人生や価値観、そのものを映した作品だとされています。

登場人物は二人だけなのですが、どちらも官僚(エリート)なんですね。

作中で出てくる「臆病な自尊心」と「尊大な羞恥心」。
なかなか捉えにくい表現だったので、調べてみると、この作品の伝えたいことが理解できる気がしました。

自分に才能がないことを認めることが怖くて、他人と触れ合わず、強がっていると、いずれ周りが見えなくなり、大切なものを失う

たまに、自分を俯瞰して、見てみることも必要な気がします。

↓ 参考にさせていただきました ↓

最後に

世界遺産から歴史、そして文学作品へと幅広く復習できた会でした。
話題、提供の形式ともにすごく面白かったので、今後、この形も模索していければなと思います。

コミュニティへの参加はいつでも受け付けています!
今後、外向け(コミュニティ外部向け)の企画も増やしていこうと思いますが、気になる方はご入会もぜひ〜🤗


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