Vol2. 富士田玲奈
「私にとってサッカーとは?」
私は中学から本格的に女子サッカー部に入ってサッカーを始めました。兄弟もいない私は小学生まではサッカーを知らなかったのですが、イナズマイレブンの影響でサッカーを始めた私はサッカーにどんどんのめり込み、気づいたらサッカーは自分の全てになっていました。
毎日、朝5時に起きて近くの公園で個人練習。
学校に行って授業中はいつもサッカーノートを書いたり、ケータイでサッカーの試合を観たり
部活の練習に早く行ってボールを蹴って
みっちり練習した後にまた個人練習。
本当に一日中サッカーの事しか考えていない学生時代を送っていました。毎日、ボールを蹴ることが楽しくて仕方なくて1人で練習してる時も笑ってたみたいで、いつもみんなからは『れいなって変だよね、サッカー馬鹿だよね』と言われてたこともよくありました笑
私はFWとしてドリブルで人を抜く事と得点を決めることが大好きでした。そして、サッカーが大好きだからこそ、練習が楽しくて仕方ありませんでした。
他の人から見れば、朝5時から夜遅くまでずっとサッカーばっかやっててすごい努力家に見えてたと思いますが、自分はただ楽しいからやってるだけでした。
まあとにかくここまでをまとめると
今まで生きてきた中で自分が1番燃えたもの、
それが私にとってのサッカーです。
人は、本当に心から好きなものをやっている時
その時間を辛いとは感じません。
努力という言葉も似合わないくらい、その人にとってはただ『楽しんでいるだけ』なんです。
そして、楽しいという感情は人が成長する上で1番の武器となります。私にとって遊びだった個人練習やサッカーノートを書く時間は他の人から見れば努力している時間です。
それが私の場合一日中だったため
成長スピードはものすごく早く、サッカーを初めて約1年で小学生や幼稚園からサッカーをしているメンバーしかいない東京選抜に呼ばれました。
リフティングだって初めて1週間で100回できるようになって、一ヶ月後には無限にできるようになったし、キックだって誰よりも正確に、そして遠くに飛ばすことができるようになりました。
好きは努力のうちに入らない。
そして好きを追求している瞬間が人は1番成長します。
サッカーに出会えたことは
私の人生に大きな影響を与えてくれました。
サッカーが教えてくれた『熱狂する力』は
これからの自分にとって大きな財産です。
私の愛したサッカー人生はアメリカでの全米ベスト22人に選出されたという結果と共に幕を閉じ、後悔もなく笑顔で引退することが出来ました。
そしてまた、サッカーのように熱狂出来る何かを
探していきたいと思います。