感受性って世界で一番美しい性質だよね!?
音楽を聴いたり、きれいな景色を見たり、楽しい映画を見たり、素晴しい絵画を見た時に
真っ先に美しい!素晴しいって感動できる性質って、神様が特別に与えてくれた最高のギフトだと思う。
心の底から感動をして、頭から足まで電流がビリって走る様な感覚に陥って。言葉も見つからない位に感動が出来る。
でもそういう性質を持った人って少しだけ生きづらかったりする。人と同じことをしようにも少し戸惑ってしまう。
少し引っ込み思案で少し臆病だったりする。
人が少し苦手で自分を蔑ろにしてしまいがち。
そんな人ほど感受性が人よりも高かったりする。
それはきっと感性が人よりも敏感だからだろう。
僕にもそういう毛があるんだけど
なんだか知らないけどただの日常の景色でさえ
なんだか特別なものを見たような感動を覚える事がある。
ただの木漏れ日だったり、風の匂いだったり、雨の音だったりもそう…。少し人よりも敏感だったようにも思う。
学校の帰り道
真夏の夕暮れ時、イツメン達と家へ帰る道中
ふわーっとあの夏の夕暮れ時の香りを感じた時に思い出が急にフラッシュバックしてきた。
あれは祖父の家での出来事
真夏の夕暮れ時に祖父の車で家に帰る道中。
窓を開けて風を感じていた時の懐かしい匂い。
祖父の声、祖母の笑顔、妹と僕の笑い声。その全ての情景がフラッシュバックしてきた。
僕は思わずその場に立ち止まると、さっきまではしゃいでいた友人たちがみんな僕を見つめた。
不思議そうな視線をそのままに僕はしばらくそうしていたかったんだけど、恥ずかしくなって直ぐにやめたんだっけ。
だけどそんな感受性も
時には煩わしく思う時もあった。
人よりも敏感に思いやすい性格というものは、時に弱さだと思われる事もある。少し現実逃避しがちな性格。
ふと物思いにふけってふわ~っと現実から離れていく感じ。それが時折おかしな雰囲気に映ったりする。
少し敏感な性格は鈍感な性格に憧れたりもする。小さな問題も時には大きなものだと感じたりもする。
でもそれが素晴らしく美しい性質なのだと気がつくまでに幾分時間がかかるようにも思える。
僕の場合は素晴しいアーティストの作品に触れた時、そのアーティストの内側を知った時、その人たちが何故この作品を生み出せたのか知った時。ふと腑に落ちる事があった。
彼らは人よりも感受性が高い。
そしてその感受性の高さというのは
どちらかといえば生きづらかった経験が多い。
人に理解されづらくて、時にはそれが弱さだと言われがちだったりする。その反骨精神だったり、それをバネにしようと素晴しい作品を生み出しているのだと思う。
どんな出来事でさえ
深い所まで追求してみないとわからない。細かい所まで拘ってみたくなる。様々な角度から眺めてみたくなる。
感受性が高い人間というのは天性のアーティスト気質なのだと僕は思う。
そんな感受性が高い繊細さんの作り出す作品が僕は大好きなんだ。
人とは全く違った視点から作品を眺めて、人とは違った形でそれを表現出来てしまう。それが当てずけがましい理由ではなく、自分の持つ性質を存分に発揮している。
これでもかと作品にぶつけてしまっている。
普段見せない部分まで、少しも身体に残すことがなくその作品に活かしている。
そんな感受性の高いアーティストの作品というのは
まるでその人の人生を投影している様に感じる。
言葉や感情で表現しない分、ただ只管作品で訴えかける。
僕は純粋にそんな人たちがかっこよく思えて仕方がない。
そしてその感受性は世界で一番美しい性質だと僕は思っている。神様が特別に与えてくれた最高のギフトなんだと僕は思う。
そしてそれを惜しみなく表現できる
それを体感出来る。そしてそれに素直に感動が出来る。そういった作品に触れれば触れるほどに、感受性というもの素晴しさに気がつく。
あいだみつをさんの言葉
美しいものを美しいと感じれる感受性。
それは美しいもの以上に美しい心だと。
だからその感受性を恥じることはしない
その感性を否定しないでいようと思った。
感受性は世界で最も美しい性質だ
その美しい大切なものをしっかりと抱えて生きていけるといいなと思う…
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