恐妻から学ぶバックオフィス業務②
バックオフィスとは、経理や人事、総務など、「基本的に顧客と関わることがない職種や業務」の総称を言います。
大きくは以下の5部門がバックオフィス業務に該当します。
・経理・財務
・人事・労務
・法務
・総務
・情報システム
確かに、営業やマーケティング部門をはじめとする稼ぐ部門ではないため、あと回しにする傾向が強いです。
しかし、バックオフィス業務は、企業活動の根幹である「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」という経営資源を管理する役割を担っており、経営と密接に関係しているためです。
では、バックオフィス業務のメリットを3つお伝えします。
①コスト削減
提携業務の自動化、ペーパレス化
②ヒューマンエラーの防止
転記ミスやチェック漏れの削減
③生産性の向上
マネジメントやガバナンス強化といった、より付加価値の高い業務に注力できるようにする
大手の場合、全てシステムを導入することで賄うことが可能です。
しかし、システムを導入する費用を捻出するのが難しい企業様や個人事業主にとっては単にバックオフィス業務は経費の一部にすぎないわけです。
そこで、バックオフィス業務を効率的に導入する方法をお伝えします。
①バックオフィス業務5部門のうち、外部に委託しないと回らないものを決める
②専門家を人材会社(フリーランスが望ましい)から探す
③システム化できるところは自社でシステム化を行う
②ですが、派遣会社や正規雇用(契約社員)など雇用が生じる社員を採用すると人件費が増えますので、専門家を「業務委託契約」として採用することにより人件費を抑えることが可能になります。
実際のところ、フルタイムで働く社員の数分の1程度で専門性を最大限発揮してくださるケースが多いです。
ただ、「業務委託契約」された人材の多くは、御社に伺って日々業務されることは少なく、基本的にはオンラインで業務されるため、「秘密保持契約」「守秘義務契約」は当然のこと、外部に情報が漏れないような体制を整えることは必須になりますので、そこのところは注意が必要です。
バックオフィス業務というと人件費が膨れ上がるという気持ちはよくわかります。
しかし、バックオフィス業務に手が回らなかったため、会社の業績が把握できず良くない状況にいくケースも多々ございますので、「業務委託契約」から始めてはいかがでしょうか。
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