自分が自分である時間

休日はなんだか深呼吸をしたくなる。平日5日間泳いできて、息継ぎをするように。

人によって、息継ぎの方法は違うと思う。山に行ったり海に行ったり、たっぷり寝たり。

私にとってのそれは、ひとりカフェ。午前中の人が少ない店内で、それぞれ静かに過ごしている空間が好き。早起きした人だけがもらえる特典みたい。

(みんな、良い時間を過ごそうね)なんて勝手に仲間意識を感じながら、私は私の好きなことをする。息をたくさん吸って、回復できる時間の始まりだ。

今日は、本を読んだ。イヤホンをしなくても静かな店内。差し込んでくる、眩し過ぎない陽の光。手元には美味しいミルクチャイ。難しいビジネス本ではなく、エッセイを読んだ。休日を噛み締めるのが大切なので、最近は仕事の本を休日に読んでない。

すると、さっき頼んだトーストが運ばれてくる。普段はササッとオートミールを5分で食べるけど、今日はちょっと贅沢モーニング。本を一旦置いて、パンを食べる。

フムス=ひよこ豆のペースト

ああ、美味しいなぁ。フムスと目玉焼きに、大葉が入って最高。

半熟卵がとろり

食べ終わったら、パソコンを開く。結局、休みの日もパソコンを開いている。

Photoshopを開いて、カメラで撮ったばかりの写真を使ってインスタに載せる画像を作った。

誰かクライアントがいるわけではない、自分が自分の創作欲を満たすために作る。楽しい。作るのか好きなんだなぁ、と実感する。好きなことを実感できて嬉しくなる。

このあとノッてきて、他の種類も7枚ほど作った。

仕事で得たデザインのノウハウが、プライベートにも活きてくる。プライベートで知った知識が仕事にも活きてくる。

泳ぐから息継ぎをするし、息継ぎするからまた泳げる。

今日の息継ぎを経て、また明日から泳げそう。

今日はまだ残ってる。このあとも好きなことしよう。