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好きの中に自分を見つける

身につけているものや部屋に置いてあるもの。これらは多分おそらく、その人が好きなものだ。少なくとも嫌いなものではない。嫌いな服をわざわざ着ないし、見るだけで心が疲れるような本を部屋においたりしない。

自分が選ぶものは、自分の価値観に合っているもの。
つまり、自分の好きなもの=自分の価値観、ひいては自分自身とも言える。

物を選ぶのには理由がある。
好きな色だから。カラフルで気分が上がるから。シンプルなデザインで心が落ち着くから。かわいいキャラクターが書いてあって癒されるから。

見た目だけじゃなくて、ブランドの在り方に共感して選ぶこともある。環境に配慮したブランドだから。国産の野菜を使用しているから。無駄を削ぎ落とす考え方が製品にも反映されているから、とか。環境に優しいブランドの商品を選ぶことで、自分自身も環境に配慮していることを示すことができる。

身につけているもの、好きなものを集めたら、自分になる。

なんでこんなことを考えたかというと、ちょうど自己分析に苦戦していたからだ。

ポートフォリオサイトをリニューアルしようかなと思っていて。クライアントは自分。特に縛りもない。自分らしさが出せればそれでOK。この自由さが逆に困っちゃう。なので、改めて「自分らしさとは何か」を考えようと思ったのです。

そして、詰まった。
実は、ここ2週間くらい詰まっている。

前にも書いたのだけど、私はマルチポテンシャライトっ気がある。いろんなことに興味があって、得意なことも様々だ。さらに、HSS型HSPっ気もある。アクセル全開!なときもあれば、布団に突っ伏して超気にしいのときもある。(自己分析なので、あなた違うと思います!みたいなツッコミはノーサンキューです)

いろんな自分が思い浮かんで、これが自分!っていうのがわからなくなっちゃったのだ。

そんなとき、ほぼ日主催のイベント「生活のたのしみ展」というものを見つけた。見つけたのが最終日の前夜。サイトを見て自然とワクワクしたので、最終日に滑り込んできた。

えっ

え、え、

かわいい…好きという気持ちが止まらない。断捨離してからあんまりポンポン物を買わなくなっていたのだけれど、本能が「欲しい!」と叫ぶのでポンポン買った。

袋もかわいい

ここで気づいたのだ。私は、こういう親しみやすい動物のキャラが好きなんだと。ただし、あまりキャラ付けされていないものが好きなんだと。

で、最初の話に戻るのだけれど。

私は親しみやすい動物のキャラが好き。背伸びしていないものが好き。そうか、私自身も通じる部分があるのかもしれないな。そう思ったのです。

ポルノグラフィティの気取っていないところが好き。そうか、私も気取りたくないのかもしれない。気取っていないのかもしれない。
どうぶつの森の、どうぶつが私を攻撃してこないところが好き。私もなるべく人と争いたくない。(負けず嫌いだけど)

Perfumeの、曲は超かっこいいけどMCでは面白いところが好き。星野源さんの、人を無闇に貶さないところが好き。任天堂の、遊び心を忘れないところが好き。というか、遊び心がある企業が好き。

こうやって好きなものを見ていくと、自分というものが見えてくる気がする。「こう在りたい」という理想であって、そっくり今の自分ではないかもしれないけど。それでも、自分らしさの輪郭くらいはぼんやり浮かんでくると思う。

自分のことがよく分からなくなったら、好きなものを見つめてみるのも良いかもしれない。単純に、好きなものに向き合うのは楽しいからね。

サポートいただけたら、とってもうれしいです。が、無理のない範囲で。